土肥: 家計簿アプリ「ReceReco」のダウンロード数は140万、登録レシート数は3000万枚、支出総額は700億円(数字はいずれも2014年6月18日現在)を超えているそうですが、今回は膨大なレシートを使って、どのアイスが売れているのかを分析していただきました。
レシート枚数から算出したランキングをみると、やはり「ガリガリ君」(赤城乳業)がトップ。次いで「PARM」「MOW」(いずれも森永乳業)、「雪見だいふく」(ロッテアイス)、「ハーゲンダッツ」(ハーゲンダッツ)が続きました。
平野: 男女・年代別でみても、すべての層で「ガリガリ君」がトップでした。50代以上はもう少し下なのかなあと思っていましたので、ちょっと予想外でしたね。というのも「ガリガリ君」が登場したのは1981年。現在50歳の人が17歳のときに発売されたモノなんですよ。
以前、こんなことを聞いたことがあります。「日本のアイスはガリガリ君『以前』と『以後』に分けられる……つまり“エポックメイキングのアイス”だ」と。なので、いまの50代以上は“ガリガリ君を知らない世代”と思っていたのですが、そうでもなかったようですね。
土肥: 2位以下をみても、いわゆる“定番”がズラリと並んでいますね。11位にランクインした「pino(ピノ)」(森永乳業)くらいまでは(関連記事)、コンビニで売っているモノばかりではないでしょうか。
平野: 日本のアイスの“一線級”といった感じ。男女・年代別のランキングを見ても、大きな変動はないですからね。
ただ、14位にランクインした「チョコモナカジャンボ」(森永乳業)をみると、男性30〜40代では9位に食い込みました。以前、コンビニで販売されているチキンの購買データを調べたことがあるのですが(関連記事)、男性は「ファミチキ」(ファミリーマート)や「Lチキ」(ローソン)といった食べ応えのあるモノがよく売れていたんですよ。一方の女性は「からあげクン」(ローソン)や「クランキーチキン」(ミニストップ)が人気。この結果から、「男性はがっつりかぶりつけるモノを好み、女性はひと口サイズの食べやすいモノを好む」という傾向がうかがえました。
土肥: なぜ、そうした傾向が出たのでしょうか?
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PRアクセスランキング