コラム
» 2014年06月20日 20時10分 UPDATE

カケホーダイは本当に安くなるのか:ドコモの新料金プラン、月々の支払いが高くなるのはどんな人? (1/3)

LTEスマホは通話料が高い、という声に応え、ドコモとソフトバンクが通話し放題プランを導入する。しかし気になるのが「新料金にすると高くなるのでは?」という点だ。ドコモの料金プランについて、ライトユーザーを想定して考察してみた。

[吉岡綾乃,Business Media 誠]

 「毎月、好きなだけ国内通話ができます。通話料は月額2700円固定です」

 「データ通信で余ったパケットを家族で分け合えるので無駄がありません」

 6月1日にNTTドコモ(以下、ドコモ)がスタートした新しい通話定額プラン「カケホーダイ&パケあえる」が話題になっている。通話料固定の料金プランはこの夏のトレンドで、ソフトバンクモバイル(以下、ソフトバンク)も「スマ放題」という名称で、同じく通話定額の新しい料金体系を発表した。「スマートフォン(特にLTEスマホ)に変えたら、通話代が高くなった」というユーザーの声に応えた形だ。

 ドコモの新しい料金プランは6月1日にスタートし、6月18日には365万契約を突破(参照リンク)と好調な滑り出しだが、気になる点もある。これまであまり通話をしていなかった人にとっては、通話定額は高くつくのでは? ということ。また、家族でパケットが分け合えると言われても、自分の分だけ携帯電話料金を払っている人には関係がない話である。

ay_docomo01.jpg NTTドコモの新料金プラン「カケホーダイ&パケあえる」。(1)通話定額(2)家族間や2台目端末と利用当月にデータ通信用のパケットをシェアできるのがポイント

 通話定額プランはどんな人にメリットがあるのか。新しい料金プランにすると、通話料が高くなる人、安くなる人はどんな人なのか。携帯通信料をできるだけ安くしたい人はどうしたらいいのか? ドコモの新料金プランを中心に考えてみた(以下、料金はすべて税別価格)。

ドコモ新料金プラン「カケホーダイ&パケあえる」のポイント

 ドコモの新料金プラン「カケホーダイ&パケあえる」のポイントを簡単にまとめてみた。基本的な考え方は以下の通りだ。

  1. 通話できる端末の月々の料金は「基本プラン(3000円)+パケット料−各種割引」で決まる
  2. 基本プラン3000円の内訳は「カケホーダイ(2700円)+インターネット接続サービス料(300円)」。国内通話料はすべてこの料金に含まれる
  3. 通話しないスマホ・タブレットの月々の料金は「データプラン(1700円)+インターネット接続サービス(300円)+パケット料−各種割引」で決まる
  4. 1人の名義でスマホやタブレットを2台以上使う場合、2台目以降は「シェアパック(500円/台)」を払うとパケット料を端末間でシェアできる
  5. 家族でドコモを使っている場合、2回線目以降はシェアパック(500円/台)を払うとパケット料(とその月のパケットデータ通信量)を家族間でシェアできる
  6. ドコモの長期ユーザーは、利用年数に応じてパケット料が割引になる
  7. 25歳以下は基本プランが500円割引になり、ボーナスパケットが1GBもらえる
ay_docomo02.jpg 家族もドコモユーザーでデータ通信料を払っている場合、新料金プランに移行して一括で支払うとパケットをシェアできるため、通信量が安くなることがある(クリックすると全体を表示)

 つまり新プランの恩恵を受けられるのは「たくさん通話する」「自分の他にもドコモユーザーの家族がいて、家族もデータ通信をする」「ドコモのスマホやタブレットを2台以上持っている」人、ということになる。そして割引の対象になるのは、ドコモの長期ユーザー(目安は5年、8年、10年、15年以上)、または25歳以下の人たちだ。

 逆に言うと、「あまり通話しない」「独り身(または、家族が別キャリア)」「スマホを1台だけ持っている」という人は、新料金プランにすると高くなる。また、ドコモの長期ユーザーでも、割引の対象となるのは基本料金ではなくパケット料なので、「スマホでデータ通信はあまりしない」という人は、あまり割引は期待できない。

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