次に、コンビニの配置の呼び方についても紹介しよう。下の見取り図を見ていただければ分かるように、コンビニもコミケも配置の呼び方が同じ。また、壁際の商品はよく売れるということまで同じだ。
下の見取り図は、コンビニの店内には何が並んでいるのかを示したものだ(あくまで一例である)。
コミケで「誕生日」と呼ばれている場所は、コンビニでは「エンド」と呼んでいる。そして、入り口そばのエンドを「シーズンエンド」と呼び、季節ごとの催事物を並べたりしている。この場所はある意味“特別な場所”と言われていて、コンビニだけではなく、多くの物販店が、入り口側のエンドに目玉商品を置いている。
少し話がそれるが、筆者はコンビニにおいて、このシーズンエンドの重要度は低いと考えている。いや、店の形状によってシーズンエンドの重要度が変わると言ったほうがいいだろう。
多くのコンビニの店舗では、お客さんは入口から入ってすぐに雑誌側やお弁当ケースのほうに行く。すると、視線はシーズンエンドに向かないのだ。
下の図を見ていただきたい。(1)のような一般的なコンビニの店舗スタイルだと、入り口から入ってすぐに雑誌側やお弁当ケースのほうへ行く。すると、視線はシーズンエンドに向かないのだ。一方、(2)のパターンだと、入り口から入ると真正面にシーズンエンドがあるので、自然と目が向けられる。
(2)のパターンのコンビニもあるが、多くは(1)なので、物販業界で重要視されているシーズンエンドの意義がコンビニでは薄れていると、筆者は分析している。
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