働くお父さんのちょうどいい距離は「通勤時間が40〜60分」

» 2014年06月12日 18時44分 公開
[Business Media 誠]

 「通勤時間が40〜60分」の父親は、仕事とプライベートのオン・オフの切り替えができて、家族との心理的な距離も近い――。

 都市生活を研究しているGOOD DISTANCE研究会の調査によると、通勤時間が「40分以上60分未満」の夫を持つ妻の60.7%が「夫が家族サービスをしてくれる」と答え、トップに。通勤時間が長いほど「家族サービスをしてくれる」実感は減少傾向にあることが分かった。

奥さんに聞く。家族サービスはしてくれますか? (通勤時間別、出典:GOOD DISTANCE研究会)

 通勤にかかる時間とそれに対する印象を聞いたところ、通勤時間が「40分以上60分未満」の人のうち、「ちょうどいい」と答えた人が53.4%と半数を超えた。また「ちょうどよい」という人に、その理由を聞いたところ「オン・オフの切り替えができるから」と答えたのは、通勤時間が「40分以上60分未満」(61.4%)の人が最も多かった。

通勤時間の位置づけ

 いまの通勤時間は充実していますか? この質問に対し、「充実している」と答えたのは、通勤時間が「10分未満」(48.3%)の人が最も多く、次いで「10分以上40分未満」(47.0%)、「40分以上60分未満」(35.1%)と続いた。

 次に、通勤時間の位置づけを尋ねると「10分未満」「10分以上40分未満」の人は「勤め先に行くための手段でしかない」がトップ。一方、「40分以上60分未満」「60分以上90分未満」の人は「ニュースなどの情報収集」と答えた人が最も多かった。「近すぎず遠すぎずの程よい距離がある人は、その時間を自分を高めるために有効活用しているようだ」(GOOD DISTANCE研究会)。

 ちなみに「90分以上」は「睡眠」がトップ。「通勤時間が短いと、その時間を有効活用することは難しく、長すぎると『睡眠』にあてる人が多いことがうかがえた」(同)

(出典:GOOD DISTANCE研究会)

 インターネットによる調査で、20〜50代の男女400人が回答した。調査期間は5月23日から25日まで。

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