新入社員の3人に1人が「会社を辞めたい」

» 2014年05月23日 10時45分 公開
[Business Media 誠]

 新人研修も終え、配属先でバリバリ働いている新入社員も多いはず。一方「5月病」という言葉があるように、新しい環境に対応できず、不満を感じている人も多いのではないだろうか。そこで、この春就職した新入社員に「会社を辞めたいなあ」と思ったことがあるかを聞いたところ、3人に1人が「ある」(32.0%)と回答していることが、マクロミルの調査で明らかになった。男女別でみると、男性29.0%に対し、女性35.0%と女性のほうが6ポイント高い。

新入社員の3人に1人は「会社を辞めたい」と回答(出典:マクロミル)

 「辞めたい」と答えた人に、その理由を聞いたところ「仕事がきつい」「仕事が面白くない」(いずれも39.1%)を挙げた人が最も多い。次いで「労働時間が長い」(32.8%)、「待遇(給与や福利厚生)がよくない」(29.7%)、「会社の雰囲気が合わない」(28.1%)という結果に。

会社を辞めたいと思った理由(出典:マクロミル)

 先輩や上司からすると「えっ、まだ働き始めたばかりなのに」と思うかもしれないが、新入社員の3人に1人は何らかの不満を感じていて、「会社を辞めたい」と思っているようだ。

勤め先に「ギャップがあった」

 現在の勤め先に「ギャップがあった」と感じている人はどのくらいいるのだろうか。この質問に対し、全体の48.0%の人が「ギャップがあった」と回答。どのようなギャップがあったのかを聞いたところ「残業が多い」(39.6%)、「給与が少ない」(32.3%)、「有給休暇が取得しづらい」(24.0%)、「仕事がつまらない」(20.8%)とネガティブなギャップが上位を占めた。

勤め先で感じたギャップ(出典:マクロミル)

 さらに、全体の17.0%の人が「会社はブラック企業だと思う」と回答。男女別にみると、女性(13.0%)よりも男性(21.0%)のほうが多い。

 インターネットによる調査で、この春就職した新入社員200人が回答した。調査期間は5月10日から12日まで。

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