連泊出張の新提案、女子会にも?──東急ステイ展開「滞在型ホテル」とは客室に洗濯乾燥機やミニキッチン(3/4 ページ)

» 2014年05月22日 23時00分 公開
[岩城俊介,Business Media 誠]

室内も「よりゆったり、より快適な滞在を」を意識

 中・長期滞在をより快適にの意識はもちろん客室の基本設備にも及ぶ。「ゆったり客室」「ゆったりバスルーム」「インターネット無料」などだ。一般的なビジネスホテルのスタンダードタイプは10〜12平方メートルほどだが、それよりやや広い15平方メートルを基本とした広さで展開する。

photo 15平方メートルのコンフォートシングルタイプ(定員1人)。ベッドサイズは幅1440ミリで、ゆったり快適。マットレスは「Serta(サータ)」を採用する。部屋着も柔らかいワッフル生地でかなり上質だ

 バスルームを「1418サイズ(幅1.4メートル、奥行き1.8メートル)」と広めに確保したのも、風呂、特に浴槽に入って日中の疲れをとりたいと思う多くの人にうれしい設備だ。浴槽もかなり長めで、足を伸ばしてくつろげる。

photo 浴槽はなかなかゆったり
photo 便座はもちろん温水洗浄型。INAX「CW-US221」が設置されていた
photo バスアメニティはポーラ化粧品「エステロワイエ」ブランドのシャンプー、リンス、ボディソープ
photo シャワーヘッドは3種類の水流に切り替えられるタイプ

 机は、奥行きこそビジネスホテルで一般的なサイズだが、幅が広い。資料を置きながらPC作業するのに使いやすい。ビジネス層の必須設備となる、インターネットサービスはもちろん「全客室無料」だ。無線LAN(2.4GHz帯802.11n)に加え、有線LAN端子を用意するのも意外と喜ばしい。あくまで参考として、室内では下り20.57Mbps/上り11.62Mbps(PCで測定)、ロビーで下り23.9Mbps(スマートフォンで測定)と、通常業務の進行はまったく問題がない上々の速度だった。

photo 机は幅が広め
photo 電源ソケットは2個口。有線LANポートも使える
photo 実通信速度は無線LAN接続で下り20Mbps越えだった
photo 朝食は併設するイタリアレストラン「アルベルゴ」で用意する(税込1200円)

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