「Business Media 誠」の記事アクセスランキング「誠 Weekly Access Top10」。今回は2014年5月5日から5月11日までの集計です。
ゴールデンウィーク後半戦も、IE(Internet Explorer)の脆弱(ぜいじゃく)性に関する記事「Internet Explorer脆弱性の対策プログラムがダウンロード可能に――XPユーザーも対象」がトップに。脆弱性が発見された記事「「インターネット エクスプローラを使うな」ってどういうこと? ワタシは今どうすべきか」も7位に入っています。
韓国の旅客船「セウォル号」の沈没事故についての記事も、高い順位を維持し続けるなか、3位には連載「伊吹太歩の時事日想」より「米国では、女性の5人に1人がレイプに遭っているという事実」がランクイン。米国政府が2014年の1月に“約2200万人の女性が生涯で1回以上レイプされた経験がある”という衝撃的な調査結果を発表したとのこと。気になった方は記事をどうぞ。
「なんかやる気出ないな、リポDでも飲むか……」と、いつものようにオフィスの自動販売機で「リポビタンD」を買っていたある日、表面のラベルに気になる言葉を発見しました。
「本製品は自販機用ボトルを使用しています」
自販機用ボトル……普通のボトルとなんか違うのか? と疑問に思ったので、さっそくコンビニに行ってリポビタンDを買いに行ってみました(本日2本目)。手にしてみると、何となく自販機用のボトルに比べて、軽い気が……。会社に戻ってきて両者を比べてみるとびっくり。どちらも内容量は100ミリリットルと同じで、価格もほぼ変わりませんが、サイズや重さが明らかに違ったのです。
「リポビタンD」のビンのサイズ | ||
---|---|---|
種類 | 店頭用 | 自販機用 |
重量 | 104グラム | 178グラム |
全長 | 120ミリ | 132ミリ |
底面の直径 | 42ミリ | 43ミリ |
飲み口部分の外径(内径) | 25(19)ミリ | 25(19)ミリ |
ビンの大きさに合わせて、ラベルのデザインも若干異なっています。どうしてなのか、大正製薬に聞いてみました。
リポビタンDを自動販売機でも販売し始めたのは今から15年前、1999年のこと。「医薬品販売に関する規制緩和が行われ、リポビタンDのカテゴリーが医薬品から指定医薬部外品になりました。ドラッグストアではなく、スーパーやコンビニといった小売店や自動販売機でも展開できるようになったのです」(大正製薬)
しかし、自動販売機で販売する際に、ビンが割れてしまう問題が起きたそうです。「取り出し口に落下するときの衝撃もそうなのですが、それ以上に、販売機に補充するときの衝撃が大きく、ごくまれに割れてしまったという報告が上がってきました。そこで、ガラスを厚くした専用のボトルを開発しました。業者を分けて発注しています」(大正製薬)とのこと。
よく見ると、自動販売機用のボトルには無数のキズが。確かに割れてしまうリスクはありそうです。でも、それなら自販機用のボトルに統一した方が、コストの面でも効率的なのでは……と思いましたが、「自動販売機経由での販売数は全体の5%未満だと思われます。現状では統一する予定はありません」とのこと。リポD歴10年以上になる筆者でも、普段はまったく気がつかなかったトリビアでした。
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