バックアップからの解放――「Cloud on-Ramp」でクラウドバックアップのススメもう専任の担当者は必要ない?

メール、画像、プレゼン資料……日々の業務でどんどん増えていくファイル。ファイルサーバを導入しても、データ容量が増えるにつれて運用管理コストが増すばかり。専任の管理者を置く余裕もない……そんな企業の悩みを解決するのが、日立製作所のクラウドストレージソリューション「Cloud on-Ramp」だ。

» 2014年05月20日 10時00分 公開
[PR/Business Media 誠]
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 我々の日常業務は、さまざまなデジタルデータなしでは成り立たない。メールはもちろん、そこに添付されてくるPDF、表計算やプレゼン資料といったOffice系ファイル、デジカメ写真や図版などの画像ファイル、動画ファイル、設計書のような専用形式ファイル……。さまざまな形態のデータは、毎日蓄積され、増え続ける一方だ。数が増えるだけでなく、容量もどんどん大きくなってきている。受け取ったファイルが単体で100Mバイト超、なんていうことも珍しくなくなってきた。

 データが増えてくると、必ず出てくるのが「バックアップを取りたい」「チームでデータを共有したい」という悩みだ。かくして、情報システム部門に「ファイルサーバを用意してほしい」という要望が届いたり、ファイルサーバを用意するにしても会社の部署ごとに“野良ファイルサーバ”が乱立したり……という事態になる。

 こういった流れに、実は情報システム部門やネットワーク管理者も困惑している。データが大きくなり、ファイル数が増えれば増えるほどファイルサーバの容量も増えてしまう。容量をたくさん使う部署とそうでない部署の差が大きく、どこに合わせてサーバを用意すればいいかが分からない。また、ファイルサーバが肥大化すれば、その分バックアップの手間やコストは爆発的に増加してしまう。各拠点のファイルサーバ容量を下げようと、業務部門に「部署ごとに使わなくなったファイルサーバのデータやファイルは削除すること!」と号令を掛けても、それに従ってきちんと対応してくれる部署ばかりではない。データを使う側はあらゆるファイルを必要だと考えているので、できるだけファイルは残しておきたい(と、情報システム部門からは見える)ためだ。そうすると各拠点のファイルサーバの容量は増加の一途を辿るばかりである。

 このようにデータを取り巻く状況が多様化しており、業務部門もシステム部門もそれぞれに悩みを抱えている現状。これを解決するのが、日立製作所(以下、日立)のソリューション「Cloud on-Ramp(クラウド オンランプ)」なのだ。

Cloud on-Rampの特長

※ファイル共有目的に特化したアプライアンス機能

ポイント1:素早い環境移行・構築

 Cloud on-Rampのメリットは他にもある。まず、各拠点で旧環境から新環境へのデータ移行をする時のデータの移行が簡単になる。これまでのデータ移行は、全てのデータが移行完了するまで新環境で業務を再開することができなかったが、Cloud on-Rampなら気にすることはない。新環境には旧環境のディレクトリ構造を含む全データのショートカットが自動で作成される(スタブ化)。そうすることで全てのデータがショートカットを通してアクセスできるため、全てのデータの移行完了を待たずに業務が始められるのだ。

 もちろん、万が一の災害など有事の際も、スムーズなリカバリが可能となる。クラウドでスマホのデータをバックアップしておき、機種変更した時と同じイメージだ。さらに日立のデータセンターなら、複数のデータセンター間で相互にバックアップが取られているので、データ本体のバックアップも安心だ。

ポイント2:企業ポリシーに合った導入が可能

 データ本体はデータセンターに配置すると上述したが、セキュリティや即時性を重視するなら、日立のデータセンターを利用する他に、自社内に構築、設置することもできる。セキュリティポリシーやコストに合わせて最適な利用形態が選択できるのだ。

ポイント3:管理運用コストの削減

 Cloud on-Rampでは自動的に拠点側データのバックアップや同期が行われるため、一度導入してしまえば簡単に運用することが可能になる。

 情報システム部門に専任者がいない、バックアップ運用の予算が取れないという中小規模の企業にもぴったりのサービスなのだ。

ポイント4:スモールスタートも可能

 日立データセンターを利用する場合は、小規模拠点から大規模拠点まで利用しやすい価格体系で提供を行っている。拠点のVFP1台あたり月額3万6000円※からデータセンターを利用することができ、データセンター側の使用容量は月額2500円※/100ギガバイトから利用できる。つまり、月額6万1000円※で、1TBのデータをCloud on-Rampで運用することができるのだ。

※税別価格

Cloud on-Rampのユースケース

  バックアップを意識しなくても自動でバックアップされる使い勝手のよさ、そして有事の際のスムーズな復旧が可能な Cloud on-Rampは、さまざまなシーンで活躍する。最後にそのユースケースを紹介しよう。

 例えば、地域にある複数の病院でCloud on-Rampを利用するケースだ。この場合、町の大きな総合病院と小さな診療所やクリニックに拠点用のVFPを置いて利用する。こうすることで、総合病院で精密検査したカルテや医療画像のデータが自動的にバックアップされ、診療所やクリニックは必要なときにデータを参照しながら治療することが可能になる。

 また、小売・卸業では、店舗ごとに拠点用のVFPを置き、本部をデータセンターとして利用する。各店舗での売り上げデータを、店舗同士で共有・参照して、売れ筋商品をチェックし、素早く在庫を確保することが可能となる。さらに、データセンター側で集約した各店舗のデータを分析して販売戦略に役立てるといったこともできるようになるのだ。

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提供:株式会社日立製作所
アイティメディア営業企画/制作:Business Media 誠 編集部/掲載内容有効期限:2014年6月19日