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» 2014年05月08日 18時20分 UPDATE

5月21日スタート、KDDIとMasterCardの“電子マネー”「au WALLET」とは何か

KDDIはauユーザー向けに「オトクにポイントを貯められる新しい電子マネー」という触れ込みの新サービス「au WALLET」を5月21日から提供する。MasterCard、セブン−イレブンなど多くの企業と展開するこのサービスはどんなものなのか? 詳しく紹介しよう。

[吉岡綾乃,Business Media 誠]

 KDDI、沖縄セルラーは5月8日、auユーザーを対象とする新しい電子マネーサービス「au WALLET(ウォレット)」の詳細を発表した。2014年5月8日から先行受付を始め、5月21日よりサービス提供を開始する。

ay_kddi01.jpg au WALLETのキャッチコピーは「グッバイ、おサイフ!」

 au WALLETは、auユーザーが利用できるプリペイド型の決済サービスで、利用に応じてポイントもためられる。携帯電話のほか、auひかりなど「au ID」を持つ個人ユーザーであれば利用できる。

 世界約3810万のMasterCard加盟店と、国内2000社のWebMoney加盟店での支払いで利用でき、200円の利用につき1ポイントが貯まる(1ポイント=1円)。セブン-イレブンやマツモトキヨシ、ココス、紀伊國屋書店、TOHOシネマ、ビックエコーといった11社約2万店舗のポイントアップ店では、通常よりも多くポイントが付与される。

 また、au携帯電話の利用に応じてもポイントをためることができ、通信料金1000円について10ポイントが付与される。

ay_kddi02.jpg 手に持っているのがau WALLETカード。チャージやポイント確認は専用のau WALLETアプリから行える

au WALLETとは何か?

 KDDIではau WALLETを「電子マネー」と呼んでいるが、その実態はクレジットカード会社が発行するプリペイドカードに近い。

 au ID 1つにつき、プラスチックのカード(au WALLETカード)が1枚発行される。au WALLETカードはクレジットカードによく似たデザインだが、カード番号や名前を凸面処理するエンボスなどはなく表面は平ら。クレジットカードと同じく磁気ストライプがあり、カードの内部には※NFCチップが入っている。裏面にはサイン欄と、WebMoneyのIDも印字されている。

ay_kddi03.jpg au WALLETカード、表面と裏面
※NFC…Near Field Communiccation、近距離通信の略。ソニーとフィリップスが定めた規格で、FeliCaの上位互換規格となっている。

 店頭で決済する際には、ちょうどクレジットカードの決済と同じように、au WALLETカードをスリットの間にスワイプさせて磁気情報を読み取る。つまり、MasterCardのプリペイドカードということだ。利用金額が大きい場合は、カード裏面のサインと見比べて本人確認をすることになる。

 SuicaやEdy、nanacoといったFeliCa電子マネーと違い、カードそのものにお金をチャージするわけではない。カードに内蔵されているNFCチップは、当面はauショップでのガチャ(端末にau WALLETカードをかざすと、月に3回までガチャが引けるユーザー向けサービス)に利用するという。

 発行手数料や発行審査はなく、au IDがあれば誰でもカードを持てる。1回に2万5000円まで、上限10万円までチャージできる。主にauのスマートフォンアプリでチャージすることを想定しており、チャージや残額の確認のほか、ポイントの確認、ポイントをお金に換えてチャージするなどの操作もアプリから簡単に行える。また、au WALLETのWebページ、auショップ、じぶん銀行などでチャージができる。また、通信料金といっしょに利用料金支払う「auかんたん決済」でチャージを行うことも可能だ。

MasterCardにとっては、日本でのプリペイドカード普及の第一歩

 KDDIの田中孝司社長は「au WALLETは、クレジットカードと電子マネーの長所を併せ持つ電子マネー。これまでの電子マネーには系列店でないと使えないという制限があったが、それもない」と説明する。クレジットカードは利用できる場所が非常に多く、海外でも使えるが、審査があるため誰にでも持てるというわけではないという制限がある。一方、電子マネーは誰でも持てて匿名性が高い半面、使える場所が限られる、特に流通系企業が運営する電子マネーは系列店でないと使えないデメリットがある。この点、au WALLETは審査がないので誰でも持つことができ、使える店も多いのが強みだ。

 上述の通り、au WALLETの実態はMasterCardのプリペイドカードに限りなく近い。マスターカード・ワールドワイド・ジャパンオフィスの上席副社長 広瀬薫氏は「au WALLETはあくまでKDDIのサービス」としながらも、「日本ではこれまで、プリペイドカードはごく一部でしかやってこなかった。今後は日本市場でも大々的にプリペイドカードを展開していく。これはその第1弾」とコメントしている。

申し込むだけで1000円チャージなどのキャンペーン

 au WALLETの開始に合わせて、KDDIでは以下の7つの特典を用意する。(1)6月30日までにau WALLETカードを申し込んだ人全員に1000円チャージ(2)au WALLETカードを申し込んだ人の中から抽選で、合計1万人に4万円ずつプレゼント(3)6月30日までにau WALLETカードにチャージすると、初回チャージ金額の10%を増額(4)じぶん銀行口座からau WALLETカードへ5000円以上チャージするとチャージ額の5%を増額(12月31日まで)(5)auショップ店頭にある専用端末にau WALLETカードをかざすと、抽選で最大3000ポイントをプレゼント(6)セブン−イレブンでau WALLETカードを使って買い物をすると、200円ごとに10ポイントたまる(6月1〜30日)(7)auスマートパス会員がau WALLETカードを月に1万円以上利用すると、毎月100ポイントずつボーナスポイントをプレゼント。

 キャンペーンの詳細はこちら(参照リンク)で確認できる。

ay_kddi04.jpg au WALLETアプリとカード
ay_kddi05.jpg CMは所ジョージさんが担当する

 →“いわゆる電子マネー”とはちょっと違う「au WALLET」(参考記事)

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