シマンテックのリポートでは、標的型攻撃を受けやすい役職、職務として役員秘書と広報関係者が挙げられているが、浜田氏は「今回の結果は取りも直さず、攻撃の対象が一般社員に広がっていることを意味しているともいえる」と、今後は役職などに関係なく攻撃を受ける可能性があることを示唆している。
それでもこう考える人が少なくないかもしれない。「いやあ、自分は機密情報なんかにアクセスする立場じゃないから関係ないや」と。ますます巧妙化した標的型攻撃メールは、そんな“すき”をも突いてくるようになる可能性が十分にある。そうした隙をつくらないようにするのは、社員個人もさることながら、経営サイドの役目であることを重ねて強調しておきたい。
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