コラム
» 2014年04月22日 08時00分 UPDATE

マンガ喫茶の特設コーナーに置くマンガを選ぶポイント4つ (1/2)

私が勤めるマンガ喫茶にはオススメのマンガを置く「特設コーナー」があります。今回は、仕入れや特設コーナーに置くマンガを選ぶポイントについて紹介します。

[初月ヘチマ,Business Media 誠]
誠ブログ

著者プロフィール:初月ヘチマ

マンガ喫茶勤務3年目のフリーター。マンガと映画が大好き。将来は演劇か文章を書く仕事に就きたいと考えている。


 近年、マンガ喫茶は旅行先などでカプセルホテルの代わりに利用する人が増えたことで知名度が上がってきましたが、まだ「よく知らない」という人もいるのではないでしょうか。

 今回は、マンガ喫茶に訪れるお客さまの目的と、置いているマンガを選ぶポイントについて紹介します。

マンガ喫茶来店の目的はズバリ「マンガを読むこと」

 マンガ喫茶は、世間では「インターネットカフェ」と同義語として扱われていますが、双方のお客さまにはハッキリとした違いがあります。インターネットカフェに来るお客さまがPCの利用を主な目的としているのに対し、マンガ喫茶のお客さまはマンガを読んで休める場所を求めています。私が勤めるマンガ喫茶は、いかにもネットカフェといった名前ですが、客層をみると6〜7割のお客さまがマンガを読むために来店しています。

 なぜそんなことが分かるのかというと、新規のお客さまの半分近くが「ネットの接続を切断してもいいから利用したい」と言います。すぐにマンガが読めると思って入店したのに、会員登録などで時間がかかるのが嫌なのでしょう。そもそも、ネットの利用が目的なら、面倒でもそのまま会員登録するか、もっと簡単な場所を探したりするはずです。それをしたくない人が多いということは、それだけマンガを読みたくて来店する人が多いということです。

※東京都内のインターネットカフェは東京都の条例により、会員登録をしないとネットの利用ができないと定められています。利用には身分証の掲示と会員登録の手続きが必要です。

特設コーナーには、どんなマンガを置いているのか

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 さて、マンガを読みに訪れるお客さまが多いということは、それだけ「どのようなマンガをおいているのか」ということが重要になってきます。

 私の勤めるお店では、現在「このマンガがすごい! 2014」に基づいたマンガをランキング順に並べた特設コーナーを設置しています。

 もともとこの場所は新刊のマンガや雑誌を置くコーナーでしたが、私が店長に頼んで作ってもらいました。私の意見が他の店舗にも反映されたかどうかは分かりませんが、今では系列店舗のほとんどでこのような特設コーナーを設置しています。

 私がこのコーナーを設置してもらった理由は4つです。

  1. 取り扱いコミックスのマンネリ化防止
  2. 面白いマンガの分かりやすい指標になる
  3. マンガに詳しい人も詳しくない人も楽しめる
  4. (単純に)私が読みたかったから

 1〜3はまじめな理由です。

1.取り扱いコミックスのマンネリ化防止

 このコーナーを設置するまでは、一度仕入れたマンガは次の巻が出ると新刊として定期的に入りますが、それ以外は映画やアニメなど、メディア化して注目されない限り入れてもらえませんでした。

 そのため、面白い新連載が始まっても簡単には入れてもらえず、店内のコミックスにはほとんど流動性がないという、マンガをメインで扱うお店としていかがなものかという状態でした。

2.面白いマンガの分かりやすい指標になる

 マンガを雑誌で定期的に読んでいる人は新連載に目を通す人も少なくないでしょうし、面白いマンガにも出会いやすいでしょう。しかし「コミックス派」の人はどうでしょうか。

 よく知らないマンガの第1巻に手を伸ばすことは、なかなか勇気のいることだと思います。このコーナーでは「面白いから、とりあえず1回読んでみろ」とお客さまに分かりやすく訴えているのです。ランクインしたすべてのマンガにはあらすじも載っているので、普段あまり触れない人でも「こういう系の話だったら読んでみたいかも」と思わせる効果があるのです。

3.マンガに詳しい人も詳しくない人も楽しめる

 詳しい人であれば、このコーナーのマンガは「オススメされなくても知ってる」という作品がほとんどでしょう。しかし、少年、少女、青年、レディース――、すべてのジャンルを網羅している人は、果たしてどのくらいいるでしょうか? 私も、とにかく何でも読みますが、面白いと言われなければ手を出しにくいジャンルはあります。

 4.はアルバイトとしての、私の個人的な願望です。スタッフも勤務時間外であればマンガを読んでもいいので、読みたいと思ったモノはできるだけ入れてもらうように頼んでいます。

 もちろん何でも入れてもらえるわけではありませんが、過去何度か入れてもらったモノの中にはメディア化につながったものもあるので、その感覚を買われて多少のわがままをきいてもらってます。

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