「Windows 8」、オフィスではなぜ避けられてしまうのか8.1 Updateで強化した「企業向け」の機能(3/3 ページ)

» 2014年04月08日 20時09分 公開
[岩城俊介,Business Media 誠]
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Windows 8.1 Updateで、企業層の「8」導入は進むか

 タッチとモバイルへの対応に注力した「新世代へのユーザーインタフェースの提案」、ひいてはデバイス&サービスカンパニーとしてのMicrosoftが掲げる「One Microsoft戦略」(これまでWindowsやOfficeなど製品ごとに分かれていた事業部を1つにまとめ、デバイスとサービスを中心としたビジネス展開のため大規模な組織改編を行う計画)の方向性はそのままに、「確かに一理ある」とこれまでの使い方を望む層の声も反映したのがWindows 8.1 Updateの方針だ。

photo 国内Windows XP搭載PCのシェア。法人PCでは6.6%まで下がるとみられている。2013年度末までのXP終了+消費増税特需により、法人のXPマシンリプレースが進んだのは確かなようだ

 タッチはより使いやすく、デスクトップも迷わず使えるよう、スタート画面とデスクトップ画面の垣根をなくす──。Windows 8.1 Updateにより、企業層の刷新もいよいよ加速すると同社は見込んでいる。とはいえ、意外と根深い(誤解も多い)「Windows 8系」の課題、日本の企業層はどう動くか。今後の動向を見守りたい。

photo Windowsタブレットのシェアもじわじわ増えている。「より低価格」にする施策を打ち出したことで、企業導入においても導入事例(=Windows 8.1導入の推進)は増えそうだ
photo Windows 8.1 Updateは、2014年4月9日2時ごろ(日本時間)よりWindows Updateより提供が始まる

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