クルマを選ぶ際の情報源は? 20代は意外にも

» 2014年04月03日 15時34分 公開
[Business Media 誠]

 4月1日から消費税が5%から8%に上がったことを受け、「国内の新車販売は落ち込む……」とも言われている。消費増税を見越して、クルマを購入した人はどの情報を参考にしたのだろうか。20〜60代の男女に聞いたところ、20代は「テレビCM」(48.4%)や「テレビ番組」(41.9%)が多いのに対し、40代と50代は「ディーラー」(52.6%、54.9%)であることが、オールアバウトの調査で分かった。

クルマを購入する際の情報源(出典:オールアバウト)

 この結果について、「車」ガイドの小池りょう子氏は「40代以上の傾向として、トヨタ派、日産派のように、自分の好きな自動車メーカーが絞られているため、ディーラーとの付き合いが長く、営業スタッフからの情報を頼りにしている人が多いようだ。一方、クルマの免許取得が可能な年齢になるころに、すでにネットが存在した20代にとっては、下調べもせずにいきなり新車ディーラーに行って商談に臨むのは、やはりハードルが高いようだ。若者はネットなどを使ってある程度の情報を手に入れてから、最後に販売店へ、という順番でクルマの購入を進めていくので、『ディーラー』という情報源が少ないのだろう」と分析した。

税制を知らない人が半数

 クルマを購入すると「自動車取得税」や「自動車重量税」などを納めなくてはいけなくなるが、クルマ関係の税制度について知っている人はどのくらいいるのだろうか。自動車取得税など5つの税制について「税率などを含めて詳しく知っている」と答えたのは、半数程度にとどまった。

各種税制の認知度(出典:オールアバウト)

 この結果について、小池氏は「クルマの営業スタッフにとっては、このクルマにかかる税金が一番説明したくないポイント。税金の種類が多く、しかも車両価格の1〜2割の金額を税金として納めなくてはいけないので、見積もりを見て驚く人も多い。特に女性が商談に参加していると、『なんでこんなに高くなるの?』と一気に購入意欲が下がってしまうことも。なぜなら、この調査結果のように『クルマには数種類の税金がかかる』ということが認知されていないからだ」としている。

 インターネットによる調査で、消費増税前にクルマを購入した20〜69歳の男女332人が回答した。調査日は3月11日。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.