渡辺代表の「8億円借金問題」と、官僚の黄金時代がやって来る日窪田順生の時事日想(4/4 ページ)

» 2014年04月01日 08時00分 公開
[窪田順生,Business Media 誠]
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 英国でも似た制度はあるが、投入される税金はわずか2億円程度。日本では320億円もの血税が政治家に配給される。

 この頓珍漢なシステムが導入されて早20年。おかげで日本の政治家は、すっかり自分で寄付を集めるという能力を失った。といっても、すべてが税金でまかなえるわけがないので結局、選挙のたびに吉田会長やら徳州会の徳田さんなんかの金持ちにもみ手をする。官僚からすれば、こんなありがたい話はない。

 このスポンサーを締め上げれば、気に食わない政治家を「粛清」することができるからだ。

 “ブーメラン渡辺”がフルボッコにされたのを見て、明日は我が身かと震える政治家は多いはずだ。いよいよ官僚の黄金時代がやってきたということかもしれない。

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