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» 2014年03月31日 11時00分 UPDATE

LINE@でお店をPRする方法:LINE@は、売り上げ増に直結する強力なネット戦略 (2/2)

[山崎潤一郎,Business Media 誠]
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 では、その導入効果のほどを成功事例の中からいくつかピックアップしましょう。

メッセージ配信で1アイテムの売り上げが50万円にもなる「LIP SERVICE」の場合

 女性向けのファッションブランド「LIP SERVICE」では、定期的にセールを実施しLINE@を通じて6万数千人の「友だち」に告知しています(2014年1月現在)。LINE@の規約があるため、セールはリアル店舗とECサイトの同時開催になります。詳しい内容は非公開ですが、例えば、セールを告知するとECサイトでは、1アイテムの売り上げが概ね20万円、良いときは50万円に達することもあるといいます。これまでLIP SERVICEでは、公式サイトのほか、FacebookやTwitter、メルマガ、ブログなど、全方位でネットを活用してきましたが、LINE@の費用対効果の良さに驚いているそうです。

客足が激減する雪の日にクーポンの配信で集客増を実現した「ナポリス ピッツァ&カフェ」

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 窯焼きピッツァのファストフード店「ナポリス ピッツァ&カフェ」では、大雪警報が発令された日の朝「今日は客足が悪い」と判断し、午前中に「ホットコーヒー無料プレゼント」と題した1日限定クーポンをLINE@で300人の顧客(友だち)に配信したところ、30人がクーポンを利用したと言います。クーポンのおかげで30人の集客増を実現できたわけです。お店の客単価は、856〜1052円なので、荒天にもかかわらず、約2万5000〜3万円の売り上げ増を実現しました。即時性の高いプッシュ型メッセージのメリットを生かしたタイムリーなクーポン配信の勝利です。

(参考記事:1対1の関係性が強み、限定裏メニューも――LINE@、ピザチェーン「ナポリス」の活用は
(参考記事:なぜいまLINE@なのか?

冷え込んだ日のキャンペーン告知で来客4割増を達成した「あっ晴れ」

 ラーメン店「あっ晴れ」(東海地方で9店舗を運営)では、定期的に期間限定メニューのキャンペーンや無料で麺を増量できるイベントを実施し、その告知にLINE@を活用しています。10月末の急に冷え込んだイベント実施日のある店舗では、驚くことに40%の来客増を達成しています。他の店舗でも10〜20%増を実現し、予想を上回る来客に麺が不足しそうになり、店舗間で融通しあいました。


 これらの事例からも分かるように、LINE@は低コストで始めることのできるネットの販促ツールとして、その潜在能力に目を留めたお店や中小企業の人々の注目を集めており、すでに約2万件のアカウントが可動しています(2013年11月現在)。チェーン店はもちろん、今や、小さな店舗にとってもソーシャルメディアを活用したO2Oによる集客対策は、あたりまえに実施しなければならない時代です。

 無料で始めることのできるFacebookやTwitter、ブログといったメディアも、上手に利用すれば販売促進につなげることができるすぐれたツールですが、LINE@は、それ以上に効果が期待できる、今まさに「旬」のマーケティングツールなのです。

著者プロフィール:

山崎潤一郎(やまざき・じゅんいちろう)

1957年生まれ。主にIT系やビジネス系のメディアを中心に取材・執筆活動を行うジャーナリスト。

ITmedia」「@IT」「日経コミュニケーション」などで執筆。並行して音楽制作会社や音楽レーベルを運営。また、iPhoneアプリの開発者でもある。アプリは、累計10万ダウンロードを達成。


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