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» 2014年03月26日 17時00分 UPDATE

企業の採用方針が若干変化:新卒求人に“特化型”、範囲を広げる「美大・芸大生専門」就職マッチングサービスの狙い

文系、理系、そして“美系”も──。就活サイトに「美大・芸大生専門」とする特化型サービスが範囲を拡大している。その背景と狙いとは。

[Business Media 誠]

 2015年春の採用に向けた新卒就職活動が本格化した。景気の回復傾向で求人数の増加が見込まれる一方で、採用競争はより厳しくなると予想されている。「採用人数は確保できたが、質は不満」こんな企業の声も浮かび上がっており、企業の採用方針にも若干の変化が生じているようだ。

 例えば、美大生や芸大生をデザイナーなどの専門職で採用するのではなく、彼らの持つクリエイティブな能力を商品開発などの仕事に生かそうとする企業が増えている。こんな企業の人材獲得ニーズに応えるマッチングサービスがいま、範囲を広げている。

美大生・芸大生に限定した、“特化型”就職マッチングサービス

 美大生・芸大生を対象にした就職マッチングサービス「美大・芸大新卒採用支援サービス」を運営するエム・シー・アンド・ピー マッチングデザインカンパニーは3月24日、美大・芸大の学生と求人企業をつなぐ同サービスの対象エリアを大きく拡充。開始当初の関西9美大・芸大と関西、関東圏の求人企業の対象から、東北、関東、東海、北陸の学生を、そして求人企業も関東、関西から東海圏まで広げた。

photo 美大生・芸大生専門の就職支援サイト「就活美系口」
photo 企業向けサイト「美大・芸大新卒者採用のススメ」

 一般的な大手就職情報サービスとは異なる「特化型の人材紹介サービス」として、美大・芸大生の才能と、その才能を財産にしたい求人企業の双方へ訴求するのが狙い。美大・芸大生の持つ「海外の安い賃金やコンピュータに置き換えられない、クリエイティブな仕事を得意」とする能力は、デザイン/クリエイティブ部門の専門職だけでなく、商品企画や開発、特に事業の種を創造する仕事にも向いているとし、同社は近いうちに知識とともに感性でも動ける「新しいことへの挑戦/競争相手に差を付ける人材」としての美大・芸大生を競って採用する企業が増えると見込む。

 Webサイトは学生向け/求人企業向けに分かれており、登録情報や条件をもとに学生と企業をマッチングする。学生にとっては自分の能力を生かし、かつそれを望んでくれる企業を選べることがメリット。企業も、自社が望む人材を同サービスがあらかじめ絞り込んで推薦してくれるため、望む人材の獲得に関わる採用の手間やコストを軽減できるのが強み。特に企業に対しては、ただ人数を集めるのではなく「選びやすさ」に重点を置いたマッチングプログラムを提供する。

 マッチングプログラムは、志願者の募集から推薦まで一連の業務を代行する「採用代行契約」、求人企業が行う会社説明会の企画や運営を行う「会社説明会プロデュース」、求人情報を専門サイトに掲示できる「美大・芸大生専門の求人情報サイトへ求人情報掲載」、採用にともなう媒体制作や内定者研修を引き受ける「採用派生サービスの受諾」などを用意する。


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