将来は管理職になって部下を束ね、会社の中で存在感を示したい――と思っている人も多いのでは。現在管理職(課長以上)として活躍している人に初めて管理職になった年齢を聞いたところ、男性の平均は39.8歳、女性は39.2歳とほぼ同じであることが、リクナビNEXTの調査で分かった。ただ、35歳までに管理職になった割合をみると、男性が16.0%であるのに対し、女性は26.4%。男性に比べると、早い段階で管理職に抜てきされた人が多いようだ。
勤務先の規模をみると、男性で最も多いのは「3001人以上」で33.2%。一方の女性は「10人以下」が最も多く37.6%、次いで「11〜30人」の16.4%。また勤務先の事業区分(上場か、非上場か)をみると、男性の26.8%が上場企業であるのに対し、女性は14.4%。女性管理職は、男性に比べると「小規模の非上場企業」に多く存在していることがうかがえた。
この結果について、リクナビNEXTは「創業して間もないベンチャーや中小企業は『過去の慣例』がないうえ、男女関係なく『能力がある人に任せる(そうしないと経営が立ち行かない)』傾向があるため、小規模の企業の比率が比較的高まっていると予想される」と分析した。
管理職の男女で、年収にどのくらいの差があるのだろうか。男性の平均が890万6000円であるのに対し、女性は618万9000円と、200万円以上の開きがあった。また「役職アップを目指して転職したことがありますか?」と聞いたところ、19.4%が「ある」と回答。そのうち「実際に役職アップできた」という人は75.3%、「役職アップの見込みがありそう」を加えると82.5%に。「役職アップを実現したいのに自社でかないそうにない場合は、転職という方法を検討するのも1つの方法のようだ」(リクナビNEXT)
インターネットによる調査で、現役の管理職500人が回答した。調査期間は1月24日〜29日まで。
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