東大、早稲田、慶應など、いわゆる上位校の就活生はどの企業に就職したいと思っているのだろうか。上位5校の学生に聞いたところ「三井物産」(22.5%)が最も多く、次いで「三菱商事」(22.3%)、「伊藤忠商事」(15.3%)と昨年と同じ結果になっていることが、リーディングマークの調査で分かった。
「住友商事」(12.2%)は昨年から5ランクアップし4位につけ、昨年6位だった「P&Gジャパン」(7.4%)は12位と大きく後退した。昨年10位の「電通」(9.5%)は9位に、「博報堂」(9.8%)も16位から8位に上昇するなど広告代理店の人気が目立った。一方、「三菱東京UFJ」(6.9%)は昨年の13位から14位に、「三井住友銀行」(5.2%)も同15位から16位になるなど、メガバンクの人気はいまひとつの結果に。
商社人気の背景として、リーディングマークは3つの特徴を指摘した。「(1)仕事内容:海外に若くから出て、チャレジングな仕事ができる(2)待遇:高い給与、高待遇の福利厚生(3)社会貢献性:国の代表として日本国のために働くことができる。さらに社員や内定者の上位校比率が高いこと、かつその状況が長期間続いていることが上位校学生の商社人気に拍車をかけているのでないかと考えられる」とした。
あなたが志望する業界はどこですか? この質問に対し「商社」(38.6%→42.2%)と答えた人が最も多かった。次いで「日系銀行」(26.2%→23.9%)、「インフラ」(24.0%→23.1%)、「コンサルティング」(21.2%→22.0%)、「広告」(12.2%→17.0%)だった。
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