進むクラウド化、デジタル化―最新会計ソフト活用で業務効率アップ

初めての人でもできる「白色申告」――やよいの白色申告オンライン編消費税8%時代の確定申告(7/12 ページ)

» 2014年02月14日 08時00分 公開

経費の記帳

 売り上げの記帳が終わったので次は経費だ。経費の記帳は作業量が多い。この作業の効率アップが確定申告の事務負担を左右すると思われる。初期設定で使用しない科目を非表示にすると、プルダウンで表示された科目がスクロールなしで選択できる。小さなことだがこれも効率アップにつながる。

 青色申告ソフトでは、経費の科目はずいぶん下のほうに表示され、選択するときに手間がかかっている。経理のエキスパートの人にとっては、決算書や収支内訳書の経費の科目が租税公課−荷造運賃−水道光熱費−旅費交通費……と並ぶのが当たり前なのだろうが、一般人には順番は関係ない。

 やよいの白色申告オンラインは、初心者の使い勝手を意識した作りとなっていて、一度入力した科目が最上段に移動する。使用頻度の高い科目を選択しやすくなっているので効率アップになりそうだ。

やよいの白色申告オンライン 電気代から記帳を始めてみた。科目のプルダウンを見ると、表示項目を減らしたのでスクロールなしですべての科目が表示されている。自分で追加した光熱費を選択。この段階では光熱費は下のほうにある
やよいの白色申告オンライン 必要な項目を記入。取引先に東京電力などと入れる必要はないだろう。まとめ入力なので「同じ取引を続けて登録」にチェックし連続入力する
やよいの白色申告オンライン 科目のプルダウンを見ると、光熱費が最上段に移動している。初心者にはさり気なく便利
やよいの白色申告オンライン 次に売り上げの入金時に引かれた振込手数料を記帳してみよう。科目の選択に迷ったときは虫メガネのアイコンをクリックすると取引例が表示される
やよいの白色申告オンライン 振込手数料は、雑費として仕訳された。取引例にもなければインターネットで検索するとほとんどの科目を見つけられる

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