つい先日、ルックスオティカ社の2013年度の決算報告が発表された。それによると、純売上高は73億ユーロ(1兆184億円、1ユーロ139円)の最高益をたたき出した。それでも同社の攻めの姿勢は変わらない。
アイウエアで世界を開拓してきたルックスオティカ社にとって、次なる「ゲームプラン」とはどんなものか。
所有する数多くのブランドをいかに差別化し、ブランドの資産価値を高め、顧客と一体化させるか――。それが実現すれば、ルックスオティカ社の未来はさらに輝かしいものになるだろう。(本文、敬称略)
藤井薫(ふじい・かおる)
大学を卒業後、広告代理店や出版社を経てライターに。
『POPEYE』『an・an』(マガジンハウス)や『GLAMOROUS(グラマラス)』(講談社)などで、ファッション、ビューティ、ビジネスなど幅広い記事をカバー。日本と海外を頻繁に行き来して、海外トレンドを中心に情報発信している。
- 媚びないフェラーリが教えてくれる「勝ち残る法則」
欧州の債務危機に影響を受けた国で、新車の販売台数が減少している。そんな状況でも史上最高の業績を上げ、注目が集まっている企業がある。イタリアが誇るフェラーリ社だ。注目されるのは業績ではなく……。
- 不況を生き抜く、最高のおもてなしはディズニーに学べ
米国でディズニー流のおもてなしを学んでいるのはハーゲンダッツやボルボなどの有名企業だけではない。病院や公立学校もディズニーのシークレットを学んでいる。
- コカ・コーラのようなマーケティングが、日本でできない理由
とあるコンサルティング会社が発表した「企業のブランド価値」ランキングによると、「コカ・コーラ」が13年連続でトップ。日本企業を見ると、トップは「トヨタ」で10位どまりだ。Neo@Ogilvyの山崎浩人さんは、コカ・コーラはある特徴的なマーケティングをしているという。それは……。
- なぜ人は駅で買い物をするのか? 潜在意識を分析した
何気なく歩いていて、ついつい買い物をしてしまった。こんな経験をしたことがある人も多いのでは。なぜ人は移動中に買い物をしてしまうのか。生活者の購買行動などを分析している「ジェイアール東日本企画 駅消費研究センター」の担当者に話を聞いた。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.