コラム
» 2014年01月27日 09時58分 UPDATE

サカタカツミ「就活・転職のフシギ発見!」:経営者&人事担当者が書きがちな「ダメブログ」の共通点 (1/4)

あるベンチャー企業で、代表取締役がブログに「人が欲しい」と書いたら5分で応募があったそう。「ブログならオレも書いてるよ」という人は多いでしょう。あなたのブログは、人が応募したくなるものでしょうか。それとも……?

[サカタカツミ,Business Media 誠]

連載「就活・転職のフシギ発見!」とは?

 就活や転職、若年層を中心としたキャリアについて、仕事柄仕方なく詳しくなったサカタカツミが、その現場で起きている「当事者たちが気付いていないフシギ」について、誰にでもスルッと理解できるように解説するコラム。

 使えない部下が毎年出現するのはなぜなのか? その理由も、垣間見えるはずです。

著者プロフィール:サカタカツミ

 クリエイティブディレクター。1967年生まれ。長年、就職や転職、キャリアに関するサービスのプロデュースやブレーンを務めている関係で、就活や転職には詳しい。直近でプロデュースしたサイトは「CodeIQ」。著書に『こんなことは誰でも知っている! 会社のオキテ』『就職のオキテ』がある。

 個人的に書いている就活生向けのブログは、なぜか採用担当者たちから「読んでいて心が痛くなります。ホントにつらいです」という評価を受けている。Twitterアカウントは@KatsumiSakata


 以前、退職ブログが流行していることを取り上げ、ブログを書くことで転職に有利になる可能性もある、という話を書きました(参照記事)。この流行は、意外なところに転がっていく、とても新しい展開を見せそうなのですが、それはいずれ書くことにして。今週は、企業もブログを書いておくと、良い採用ができるかもしれない、という兆しが見えているという話をしたいと思います。

ブログに「人が欲しい」と書いたら、5分で応募が!

 先日、ある企業の採用担当者が、こんな事例を教えてくれました。スタートアップというよりは、もう少し大きなベンチャー企業の話です。そこの代表取締役が、毎日ブログを書いていたそうです。個人的な日常をつづっていたわけではありません。自社の製品やサービスのことを、宣伝ではなく、個人的な視点で整理をして自分の言葉で書いていた、そんな感じのブログです。

 それほどたくさんのアクセスがあるわけではないですが、それでもその製品や、製品に使用されている技術について興味がある人たちが、少ないながらも読者になり、たまに質問などのコメントもつくようになった。とはいえ、世の中に溢れる、ブロガーと称される人ほど知名度があるわけではありません。客観的に見れば、「ほそぼそと」という表現がピッタリの状態です。

 ある時「そろそろ次の製品の開発に取りかかりたいが、人手が足りない。ウチで働くことに興味がある人は、私に連絡をくれませんか?」とエントリーしたところ、5分で1人目の応募があったそうです。たった5分。大手求人サイトなどに多額のフィーを払っても、開始5分で即応募、というケースはそれほどありません。さらにいえば、知名度もないベンチャー企業なのです。

 この話を聞いて「いや、それはレアケースですよ」と捨て置いてしまう採用担当者は、間違いなく時代遅れ。「どういうところに気をつければ、ブログ採用が上手くいきますか?」と、素晴らしい質問を受けたと仮定して、本稿は先に進めていきたいと思います。注意深く情報発信をするだけで、望んでいる人が採用できる時代が、もうやってきている――そう実感できるはずです。

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