昌: 婚活を諦めたのには、もうひとつ理由があるんですが、ボクは婚活というシステム自体に無理があると思うんです。
私: どういうことですか?
昌: ボクは一緒にいて「ときめき」がある相手としか付き合いたくないんです。でも、お見合いパーティーや結婚紹介所で女性を紹介されてもときめきがありませんでした。カップルになるまでの期間があまりにも短いですし、サービス側もその後のフォローをほとんどしてくれません。その人を好きになる前に決断を求められてしまう。普通の恋愛では、ある程度相手のことが分かって、好きになってから告白して付き合う、となると思うのですが、婚活の場合は、好きになる前に告白するかどうか決断を求められてしまう。ボクは婚活といえども恋愛をしたいんです。
私: その発想は全くありませんでした。
昌: 「婚活」をしていると相手を条件やスペックで判断するようになりがちですが、条件やスペックから入った人に恋愛感情を持つことは難しいと思います。婚活すればするほど恋愛から遠ざかるんですよ。
私: 確かに、そうかもしれません。
昌: 結局、婚活をしている限り、ボクが求めているような恋愛をした上で女性と付き合うことは難しいと思ったので、婚活は諦めました。
――最後に、婚活についてこんな経験をしてきた昌也さんは婚活についてどう考えているのか聞いてみました。
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