情報収集はデジタルだけでなく、折込チラシや通販カタログを活用――バブル世代

» 2014年01月16日 12時58分 公開
[Business Media 誠]

 買い物(日用品以外)のきっかけになる情報源は何ですか? 首都圏・名古屋圏・大阪圏に住む1959〜1970年生まれのいわゆる“バブル世代”に聞いたところ、男女ともに「新聞の折込チラシ」(男性44.7%、女性50.1%)であることが、JTB総合研究所の調査で分かった。

 男性は「インターネット」(33.6%)が次に多かったが、女性は「インターネット」(32.1%)よりも「家族や友人の口コミ」(49.8%)と「通販会社のカタログ」(34.6%)が上位に。同居家族別でみると、「自分ひとり」は新聞の折込チラシは少ない。「自分ひとりの層はそもそも新聞を取っていない可能性も考えられる」(JTB総合研究所)。一方、女性の「自分ひとり」はインターネットが多い。「女性の場合、子育て層はママ友などとの会話や通販などで、ひとり層はインターネットを情報源にしているのだろう」(同)

買い物の情報源は? (出典:JTB総合研究所)

 この調査はインターネットを使って実施しているが、「新聞の折込チラシをはじめ、通販会社のカタログ、新聞記事や広告も多いことから、バブル世代はまだ紙媒体を情報源として積極的に活用しているのだろう」(同)

服や身の回りのモノでよく購入するブランド

 服や身の回りのモノでよく購入するブランドは? この質問に対し「ファストファッション(ユニクロ、GAPなど)」(65.7%)が最も多く、次いで「スポーツブランド(ナイキ、アディダスなど)」(26.6%)、「国内カジュアル(しまむら、ライトオンなど)」(25.1%)、「キャリアブランド(23区、組曲など)」(15.0%)と続いた。

 購入するブランドの変化を調べたところ、家族構成を問わず「ファストファッション」を購入する人は多い。独身者は18〜25歳当時と購入するブランドの傾向が比較的変化していない。例えば、18〜25歳のとき「スポーツブランド」を購入していた独身者の73.2%は、いまでもスポーツブランドを買っている。一方、子どものいる人は、他に比べ「国内カジュアル」が多いなど、家族構成の変化によって、購入するブランドの変化に違いがうかがえた。

購入するブランドの変化(出典:JTB総合研究所)

 インターネットによる調査で、首都圏・名古屋圏・大阪圏に住む1959〜1970年生まれの男女1651人が回答した。調査期間は2013年11月13日から18日まで。

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