外国人記者に対するそんなニュースが話題になっている中、中国政府は国内の中国人に対する締め付けも強めていた。習の方針の一環として、中国メディアで働く記者25万人を対象にイデオロギーテストを2014年から義務付けるという。こうした政府によるテストは中国でも初めてのことで、最初の試験は1月から開始される。
しかもテストを受けるには、講習を合計16時間受ける必要がある。この中国人記者を再教育する週に一度の講習会は、9月に当局からお達しが出され、2013年11月からすでに始まっている。「マルクス主義的なジャーナリズム」を再教育するこの試みは、参加しなければ記者証を更新するテストを受けられない。
中国で活動する記者は、年に1度、記者証を更新する必要がある。仮に今回のテストに合格できなかったら記者証は更新されず、記者活動ができなくなってしまうのだ。不合格になっても再試験は可能だが、再び講習から受け直す必要があるという。700ページの教科書(マニュアル本)を参考に勉強し、記者の「免許」を取るという形だが、要は単なる締め付けである。
中国人記者になるためのテストとはいったいどんなものなのか。ニューヨークタイムズが教科書から抜粋していくつか想定問題を掲載している。ちなみに教科書には600問の質問が掲載されている。内容は以下のようなものだ。
(答え:1)
(答え:1)
(答え:1)
(答え:2)
(答え:4)
(答え:1、2)
(答え:1、2、3、4)
(答え:1)
(答え:2、4)
(答え:2)
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