フェラーリ社は、現在5つのモデルを製造販売している。そこにリミテッドエディションとして、今年最高にホットなモデルが登場した。フェラーリのこれまでの集大成となる、最速で最高価格のスーパーカーの上をいくハイパーカー「LaFerrari(ラ・フェラーリ)」だ。3秒で時速100キロメートルの速度に達する高性能のハイブリッドマシーン。100万ユーロ(1億4200万円)という高額にも関わらず、限定499台すべてが完売した。
ラ・フェラーリには限定車の刻印が記されるほか、所有者であるドライバーの体型に合わせてシートを成形させるなど、究極なカスタマイズが可能で、非常にラグジュアリーなモデルだといえる。このフェラーリ史上最高のハイパーカー、業界関係者によると実は日本にも十数台納品される予定だとか。
ルカ・ディ・モンテゼーモロ会長はこんな名言を語っている。「We don't sell a normal product. We sell a dream.(私たちは単なる製品を売っているのではない。夢を売っているのだ)」
そんなクラフトマンシップ、つまり職人魂こそ、フェラーリが時代を代表する唯一無二のスーパーカーメーカーに君臨できる所以(ゆえん)なのだろう。
藤井薫(ふじい・かおる)
大学を卒業後、広告代理店や出版社を経てライターに。
『POPEYE』『an・an』(マガジンハウス)や『GLAMOROUS(グラマラス)』(講談社)などで、ファッション、ビューティ、ビジネスなど幅広い記事をカバー。日本と海外を頻繁に行き来して、海外トレンドを中心に情報発信している。
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