人は言葉で生きている――。多くの人は「そんなの当たり前じゃないか」と思われるだろう。しかし目の前に大きな「壁」が立ちはだかったとき、自分を支える言葉があれば、そこからチカラを得て困難を乗り越えられるかもしれない。
そこでシリーズ「仕事をしたら○○が見えてきた」に登場していただきながら記事にしなかった、4人の「金言」を紹介する。絶対絶命のピンチをしのぎ、ときにはチャンスに変えてきた彼らの言葉から、きっと何かを学びとることができるはずだ。
今回は、ソフトブレーン創業者で経済評論家の宋文州さんに「グローバル化と日本人」をテーマに話をうかがった。英語をうまく話せなくて……と困っている日本人は多いが、そんなに悩む必要はあるのだろうか。聞き手は、Business Media 誠編集部の土肥義則。
1985年に北海道大学大学院に国費留学。天安門事件で帰国を断念し、札幌の会社に就職するが、すぐに倒産。学生時代に開発した土木解析ソフトの販売を始め、92年28歳の時にソフトブレーンを創業。2000年12月に東証マザーズに上場。成人後に来日した外国人では初のケースとなる。2006年8月31日ソフトブレーン会長退任、経営から退く。現在は、経営コンサルタント、経済評論家として北京と東京を行き来している。
著書に『やっぱり変だよ日本の営業―競争力回復への提案』(日経BP企画)、『英語だけできる残念な人々』(中経出版)などがある。
→宋文州氏が語る、日本人が「多様性」を受け入れられないワケ(前編)
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