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» 2013年12月30日 10時00分 UPDATE

プロフェッショナルサラリーマン――実践Q&A編:事務職は何をモチベーションにして仕事をしたらいいのでしょうか (1/3)

「上司や部下の考えていることが分からない」「サラリーマンって、なんて理不尽なんだ」――そんな悩みをもつ人も多いのでは。本連載は、サラリーマンの悩みに触れることで、会社の中で生き抜くヒントを紹介しています。

[俣野成敏,Business Media 誠]

集中連載「プロフェッショナルサラリーマン――実践Q&A編」について:

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 本連載は、俣野成敏著、書籍『プロフェッショナルサラリーマン――実践Q&A編』(プレジデント社)から一部抜粋、編集しています。

 『プロフェッショナルサラリーマン』と『図解版 プロフェッショナルサラリーマン』で熱狂的支持を集めた俣野成敏氏、待望の新刊。

 プレジデント社のWebサイト「PRESIDENT Online」に寄せられた仕事や職場に関するビジネスマンの悩みに俣野氏が答えた、リアルなQ&Aをまとめた1冊。

 上司部下、同僚との関係や、職場環境、キャリアや勉強法まで様々な悩みを、“いま"という時代を捉えつつ俣野氏が鮮やかに回答した47編のQ&A。

 Web上には露出せず書籍のみに収録したQ&A特別編数点のほかに、日本一有名なサラリーマン「島耕作」の作者、弘兼憲史氏と俣野氏との対談も特別収録した。組織、仕事、そしてプロとは何か……。

 真のプロフェッショナル2人の言葉があなたの未来を拓く!


(Q)私の仕事の立ち位置について相談させてください。私は管理系の事務職(労務関係・経理関係)に従事しています。その立場から、管理職の方々に進言することがあるのですが「生産性のない部門に言われても……」と一蹴されてしまいます。自分の実力不足を補うため勉強もしているのですが、そのように言われるとやる気を喪失してしまいます。事務職は何をモチベーションにして仕事をしたらいいでしょうか。(土木工事業、女性、36歳、入社6年目)

(A)これはどの会社にもよくある部門間の対立の構図かもしれませんね。

 確かに営業などの直接部門は努力が売り上げという結果になって見えやすい。しかし経理や総務などの間接部門にはそういう分かりやすい成果の尺度が見つけにくい。

 そのためお金を稼いでくる営業が「俺たちがお前らを食わせてやってるんだ」という態度をとって他部門を下に見る、ということはよくあることです。これはある程度は仕方がない。

 しかし間接部門にも、本当は尺度があります。それは他社がその仕事のやり方を自社でも取り入れたいと思うかどうか。

 簡単に言えば、そのやり方が売り物になるかどうかです。

「経理や総務はその会社独特のルールがあるから、他社に応用するのは難しいのでは?」と思うかもしれません。でも実は間接部門の仕事にも、マーケットが確実に存在しています。

 僕が勤めていたメーカーでは、横河電機という会社のつくった「横河方式」という海外駐在員の人事制度のパッケージを購入したことがあります。その導入によって海外駐在員の職務規定は一変しました。

 そういう会社はほかにもたくさんあると思います。この方式を編み出した人は、横河電機の社内で高く評価されたはずです。なぜなら、社内のためにつくった制度が、社外からのお金を獲得する価値をもたらしたからです。

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