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» 2013年12月16日 11時00分 UPDATE

スマホ時代の通話代節約術:キャリア以外のスマホ用通話サービスで、どれが一番オトクなのか比較してみた

「楽天でんわ」の登場で注目が集まったスマートフォン用通話サービス。オトクに利用するなら、用途を見極めた上でサービスを選ぶのが賢い選択といえそうだ。各サービスの仕様を比較してみた。

[池田憲弘,Business Media 誠]

 5分話したらもう200円、LTEスマホの通話料金は高すぎる――。12月5日にサービスを開始したフュージョン・コミュニケーションズのスマホ向け格安通話サービス「楽天でんわ」はこうしたコンセプトを掲げて大きな話題を呼んだ。その通話料は30秒で10.5円と大手通信キャリアの半額となる。

 こうした通話割引サービスは、楽天でんわのほかにも「G-Call」や「0035ビジネスモード」などさまざまなものがあるし、NTTコミュニケーションズの「050plus」やケイ・オプティコム「LaLa Call」などのIP電話を使うという手段もある。また、LINEやSkypeといったVoIPアプリであれば無料で通話可能だ。それぞれのサービスにおける仕様をまとめてみた。

各通話サービスの仕様(LTEスマホの場合)
サービス名 楽天でんわ G-Call 050plus LINE 大手キャリア
基本料金(税込み) 315円/月 780円〜/月
携帯への通話料金(税込み) 10.5円/30秒 10円/30秒 16.8円/1分 21円/30秒
無料通話 × × ○(同サービス同士) △(1)
固定電話への通話 ○(8.4円/3分) ×
国際電話 ×(後日対応予定) ○(14.5円〜/30秒) ○(国内と同料金) △(固定電話には×) ○(22円〜/30秒)
電話番号 変化なし(2) 専用番号(050) 変化なし
フィーチャーフォン対応 ×(通話は不可)
通話音質 △(3)

(1)auとソフトバンクは1時〜21時であれば同キャリアであれば無料。どのキャリアも追加料金を支払えば同キャリアの通話は24時間無料となる(2)アプリ側で特定の番号を付加する(楽天電話であれば0037-68)。通話相手には通常の電話番号(090もしくは080から始まる番号)が通知される(3)データ通信を使うため、通話が途切れたり遅延が発生するリスクがある

※記事初出時、050plusの料金に誤りがありました。お詫びして訂正いたします(12/16 23:30)

用途を把握した上で、各サービスを比べる

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 比較するポイントは多数あるが、単純に価格だけ見ればLINEやSkypeが無料なので最も安い。無料通話に加えて、ビデオ通話も行えるのが特長だ。こうした無料通話を除けば050を使うIP電話が最も安い。特に固定電話にかける場合の料金については頭一つ抜けている。とはいえ、データ通信を使うIP電話であるため通話品質に若干の不安が残る。

 楽天でんわやG-Callはキャリアが構築した既存の通話網を利用するため、通話品質はキャリア回線を使うものと同等としている。この両者はサービスに大きな差はないが、G-Callは国際電話に対応する点が有利だ。一方の楽天でんわは「楽天スーパーポイント」を使った還元システムがうれしい。通話料金100円につき1ポイントが付与される。

 ちなみに料金について注意しておきたいのは、電話をかける端末によって料金が変わるサービスがあることだ。固定電話にかけるほうが安くすむサービスでは、最低料金としてそちらを表記することが多い。携帯電話にかけたら想定より高かった、という思い違いを避けるためにも料金はしっかりと確認しておくといいだろう。

 上記で述べたように、各サービスはそれぞれメリットとデメリットがあるため、用途によって合うサービスは変わる。個人で通話料を節約したいということなら、固定電話にかけることが多いならば(目安としては1カ月で20分以上)050plusなどを使うとトクだ。逆に携帯電話にかけることが多いならば、楽天でんわとG-Callが有力な選択肢になる。

 一方ビジネス用途でも使うならば、国際電話も利用でき、法人向けサービスにも対応するG-Callや0035ビジネスモードが向く。また、IP電話の050plusもビジネス向けサービスを用意している(050plus for Biz)ので、これを検討するのもいい。面倒ではあるが、個人用とビジネス用で別々のサービスを使うという手もある。

 現在の通話サービスは種類が多く、それぞれにメリットとデメリットがあるため、サービスに求める内容や用途を見極めることが最も重要といえる。その上で各サービスの仕様を確認すれば、最もオトクなサービスも見えてくるはずだ。

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