コラム
» 2013年12月09日 09時07分 UPDATE

サカタカツミ「就活・転職のフシギ発見!」:古ぼけた採用活動をしている企業が“変われない”シンプルな理由。 (1/2)

採用担当者たちは日々一生懸命仕事をしています。その結果が「どうして人事は使えないヤツを現場に送ってくるのだ」という罵声になってしまうのはなぜなのか? 変化を阻む意外な理由とは……。

[サカタカツミ,Business Media 誠]

連載「就活・転職のフシギ発見!」とは?

 就活や転職、若年層を中心としたキャリアについて、仕事柄仕方なく詳しくなったサカタカツミが、その現場で起きている「当事者たちが気付いていないフシギ」について、誰にでもスルッと理解できるように解説するコラム。

 使えない部下が毎年出現するのはなぜなのか? その理由も、垣間見えるはずです。

著者プロフィール:サカタカツミ

 クリエイティブディレクター。1967年生まれ。長年、就職や転職、キャリアに関するサービスのプロデュースやブレーンを務めている関係で、就活や転職には詳しい。直近でプロデュースしたサイトは「CodeIQ」。著書に『こんなことは誰でも知っている! 会社のオキテ』『就職のオキテ』がある。

 個人的に書いている就活生向けのブログは、なぜか採用担当者たちから「読んでいて心が痛くなります。ホントにつらいです」という評価を受けている。Twitterアカウントは@KatsumiSakata


book 『日本の男を喰い尽くすタガメ女の正体』。続編は『日本の社会を埋め尽くすカエル男の末路』

 最近、Business Media 誠で連載している筆者が次々と取り上げ、賑わいを見せている『タガメ女』や『カエル男』について、私も言及しようと思っていたら、編集長の吉岡綾乃さんに絶句されたばかりか「サカタさん、(参照記事)先々週のコラムの続きが残っていますよ」とアッサリけん制されてしまいました。「仕方ないな、同じカツでも『婚活』について書いている古田ラジオさんにお任せするか」とあきらめて、今週もゆるゆると始めてみようと思います。

 →窪田順生の時事日想:サラリーマンを喰い尽くす、“タガメ女”ってナニ?

 →窪田順生の時事日想:あの半沢直樹や安倍首相も……日本社会を埋め尽くす“カエル男”ってナニ?

 →伊吹太歩の時事日想:夫を吸い尽くす「タガメ女」を駆除する米国の新しい恋愛のカタチ

 →古田ラジオの「婚活を攻略するための10の方法」:婚活とは就活のこと? キレイな女性からメールがきた

 →サカタカツミ「就活・転職のフシギ発見!」:数年で会社をやめる若手社員に共通していた「意識」とは?

ay_sakata02.jpg カツはカツでも特選黒豚横綱ロースカツの写真を貼っておきます。300グラムなんて食べきれるわけがなかった……(写真と本文は関係ありません)

新しい採用の仕組みを導入する企業が増えている反面……

 転職や就活の現場で、さまざまなミスマッチが起きている現状について、私はこのコラムを通して、繰り返し声を上げてきました。現状、緩やかではありますが変化は起きていて、企業にとっても働く人にとっても、相対的には良い方向に向かっていると思っています。当然、景況感に左右される事象なので、その影響が大きいのは否めません。ただ、仕組みとして「もっとこういう仕組みだったら、世の中の人たちがハッピーになれるかも」と素直に考えた採用方法やプロセスが、少しずつ提示され始めていると思います。

 しかし、そういう仕組みを導入するのは難しいと、渋い顔をする採用担当者は少なくありません。それが、先々週のコラムで予告した「状況を改善するためには、いままでのやり方、という殻を破る必要があるのですが、それもなかなか難しい。それどころか、悪いと分かっていても改善できない、という話」なのです。具体的な例をあげながら、少し説明してみましょう。

 ある大手企業の関連会社では、採用時のアセスメントの仕組みを少しでも改善しようと、新しい仕組みを採用しました。しかし、その仕組みはその企業にはマッチするものではなかったようで、期待したほどの効果が上げられませんでした。導入担当者は、翌年もその仕組みを利用するのかどうか検討した結果、「別のシステムのほうが効果を見込めるので、それを利用する」という案を出したところ、上司から猛反対されたというのです。

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