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» 2013年11月12日 19時00分 UPDATE

アンガールズが熱く宣伝:だから「おしい!」んだよ……広島県、渋谷区の銭湯でレモン風呂プロモーション

「おしい!広島県」とWeb上でプロモーションを展開する広島県が、東京都渋谷区の銭湯でイベント「おしい!広島県のゆ」を開催している。広島の観光資源に触れるきっかけを創出する狙いだ。来場者には同県の特産品をプレゼントするなどのサービスも。

[池田憲弘,Business Media 誠]
photo 東京都渋谷区幡ヶ谷にある銭湯「武の湯」。期間限定で広島県のプロモーションを行う「おしい!広島県のゆ」として営業する。ちなみに銭湯でイベントを行う理由は「首都圏の銭湯がにわかにブームとなっているから」(広島県)だそうだ

 近年、インターネットを利用した自治体PRが盛り上がっている。香川県の「うどん県」を皮切りに、“実はニューヨークにも負けない大都会”とインターネット上で面白がられているギャグを逆手に取った岡山県の「伝説の岡山市」や、別府、湯布院などの温泉を使い「おんせん県」と名乗った大分県など、各自治体の工夫を凝らしたアピールが目をひく。

 タレントの有吉弘行さんらを起用し、いまいち観光資源の魅力が広まっていないと自虐気味にアピールするWebサイト「おしい!広島県」を展開しているのが広島県だ。その広島県がWebサイトに続き、東京都渋谷区にある銭湯「武の湯」でイベントを開催している。2013年11月12日から11月17日までの6日間、武の湯は「おしい!広島県のゆ」として営業し、同県のプロモーション活動を行う。

アンガールズが広島の「おしい!」ポイントを熱弁

 武の湯でも「おしい!広島県」をPRする。目的は広島県内にある観光資源の知名度向上だが、広島の名産品といえば、筆者が思いつくのは「もみじまんじゅう」ぐらい。だが、武の湯で展開されるのは「レモン」「タコ」など、「それって名産品だったの?」と思うモノばかりだ。

 記者発表会に登場したのは、広島県出身のお笑い芸人「アンガールズ」。田中卓志さんは「広島カキの水揚げ量は日本一なのに、関東に来てみると三陸産カキのほうが有名だった。生産量日本一のレモンもあまり知られていない」と広島の魅力を説明するも、報道陣の反応は「知りませんでした」とイマイチ。実に“おしい”。

photophoto イベント期間中、来場者には先着でもみじまんじゅうやレモンサイダー、お好みソースなどがプレゼントされる(左)。記者発表会で「レモンのゆ」に浸かるアンガールズの2人。新陳代謝が向上し、美容効果があるとされているが、“キモい”というキャラで売っている田中さんがそれをアピールしても説得力があまりなかった。女性ゲストがいればよかったと思うとおしいところだ(右)
photophoto 期間中は「厳島神社」の銭湯壁画も展示される。製作した銭湯背景画絵師の中島盛夫さんは「写真だけだと遠近感が分かりにくいため、実際に現地に行って見てから書いた」という力の入れよう。アンガールズの田中さんも「地元を感じられる絵。ちなみに宮島にも温泉があるから来てほしい」と絵を称賛していた(左)。イベント初日と最終日に設置される「レモンのゆ」(右)。個人的にはもっとレモンが多いとうれしかっただけにおしい

 アンガールズの2人は広島県のPRドラマ「おしい!広島県 THE MOVIE 2」に出演しており、イベント期間中は脱衣所内の専用テレビで放映される。山根良顕さんは「ドラマ本編には2秒しか登場していないが、メイキング映像にはしっかりと映っている。それなのにメイキングの視聴数が伸びない。おしい」と漏らした。

 イベント期間中は、来場者(毎日先着200人)に広島の名産品をプレゼントするほか、広島県産レモンを入れた「レモンのゆ」も登場するが、これはイベントの初日(12日)と最終日(17日)しか設置されない。本音を言えば毎日やってほしかっただけに、これもおしい。

 イベントではところどころで「おしい!」ポイントが見受けられたが、これも広島県側の狙いなのかもしれない。田中さんは「これから紅葉やカキ、レモンなど広島県のいいところが光る季節になる。この銭湯で広島県の魅力にゆっくり浸かって、実際に広島に来てほしい」とアピールした。おしい!広島県のゆの営業時間は午後2時から翌午前2時(日曜は午前6時から営業)、入浴料は450円(大人)から。平日の夜や週末に訪れてみてはいかがだろうか。

photo 記者発表会の様子。厳島神社が描かれた壁画の真下は水風呂となっているため、せっかくの壁画から離れた場所で撮影することになるという、なんともおしい構図に

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