出版不況が続くのに、編集者が生き残るワケこれからの働き方、新時代のリーダー(中編)(4/4 ページ)

» 2013年11月06日 08時15分 公開
[土肥義則,Business Media 誠]
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編集者が足りない時代

土肥:世界に出るときにもそれぞれの国の事情を見て、出す順番を考えないと、成功することは難しいということですね。そう考えると、すべての仕事は「出す順番」というのが大切になってきます。

佐渡島:ですね。先ほども申し上げましたが、これからの時代、企業には「編集者」が必要になってくると思っています。

土肥:でも編集なんて、学校では習いません。どこで習うかというと、多くの人は会社に入ってから。しかもそれを学ぶことができるのは、マスコミに就職した編集者だけ。

 佐渡島さんが指摘されたように「編集者が必要とされる時代」がやってきても、「そんな人材どこにいるんだ!?」という問題が出てきそうですね。

佐渡島:そうなるでしょうね。現在、編集の仕事をしているのは数千人。ただ、編集者サイドに立って考えると、数千人しかいないので、5年後、10年後でも食うに困らない職業になると思いますね。

編集者が今以上に必要とされる時代は、本当にやって来るのか

つづく

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