東大生は手帳に対して“早熟”――。そんな実態が、高橋書店の調査で浮き彫りになった。
手帳を利用し始めた年齢は、東大生が平均17.2歳に対し、一般的な社会人は同25.7歳と、その差は8.5歳。また使用した手帳をどのくらいの期間保管しているのかを尋ねると、「ずっと保管している」東大生は45.0%に対し、社会人は27.6%にとどまった。「過去の手帳を振り返りながら、『未来の自分に生かす』といった活用をしているのかもしれない」(高橋書店)
東大生が手帳を利用し始めたきっかけは「やるべきことの漏れを減らすため」(68.0%)が最も多く、次いで「時間を上手に使うため」(45.0%)と続いた。男女別でみると、男子は女子に比べ「アイデアを書き留める」が多く、学年別にみると、3年生は「資格取得やダイエットの目標を達成するため」が多く、就職活動を意識している人が増えているようだ。
東大生は手帳に何を書いているのだろうか。この質問に対し、「タスクリスト」(65.0%)がトップ。社会人の結果と比較すると、「タスクリスト」「会議や打ち合わせの内容」「思いついたことやアイデア」など、社会人のほうが多そうな項目でも、東大生のほうが多い結果に。
紙の手帳とデジタルツールの併用について聞いたところ「併用していない(紙の手帳のみ)」という東大生は65.0%。デジタルツールとの併用は35.0%で、ほとんどが“アナログ派”。併用派の多くは、リマインドや共有が必要なものはデジタルツールに登録しているようだ。
街頭による調査で、東大生100人が回答した。調査期間は9月17日から18日まで。一方、社会人にはインターネットを使っての調査を行い、800人が回答した。調査期間は9月17日から20日まで。
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