広報女子会は、中小企業に努める広報の集まりです。だからこそ、中小企業の広報さんに言っておきたい。大企業が使わない武器、ツールを身に付けよ――と。
会社規模が小さいと、できないことももちろんあります。でも、その制約があるからこそ、今までないことができるのも中小企業広報の特徴です。マイナスは決してマイナスではない。制約があるからこそ、新しい発想ができる。チャレンジができる。私は、そう信じています。
以下の未来予測は、私が感性マーケの先生から学ぶ中で、立てた未来予測です。「もう来てるじゃん、この変化」という方もいらっしゃるでしょう。そうなのです、この未来予測は2012年の冬に私が学んだことでした。
感性マーケティングは、ファッションだけに限らず社会変化にすべて下図のような波が定期的に訪れることを教えてくれます。2013年が感性マーケの中で大きな時代の転換期であり、時代のトレンドが大きく変わるタイミングだったのです。なので、私にとっては2012年想像した未来を検証することができた10カ月間でもありました。
では、私が立てた2013年からのトレンド変革10個を紹介します。
過去の14年間、ゆとり教育など、落ちこぼれを支えるような仕組みが支持されました。徒競走しても、全員で一緒にゴールするなど、横並び意識が大きく感じられる傾向がありました。すでにゆとり教育は廃止されていますし、皆を横並びとすることに教育界でも異議が溢れています。2013年からは、この傾向が強くなるでしょう。逆に、抜きん出て何かに優れている人を人々は評価するようになります。
友人が少ないと思われたくない学生がトイレの中でゴハンを食べるなど、「みんなと一緒」でないと不安を感じる人が多くいる時代でした。LINEやFacebookでもつながっていないと不安……という人も多く見られました。しかし、2013年からはつながっていることに人々が疑問を抱き始めます(っていうか、もうつながらない時間を積極的に作っています)。むしろこの時代は、つながるよりも自分の考えを深く掘り下げる“孤高の時間”を持ったほうがよいのです。
トレンドの波は、食べ物や飲料にも現れます。この10数年は、“スイーツ男子”などの言葉も流行し、男女問わず甘いものに目のない時代になりました。しかし、今年から大衆に求められるテイストは、濃厚感よりもスッキリ感です。ポカリスエットのイオンウォーターが売れたり、カルピスも「甘くない」カルピスなどを出しました。マカロンのような甘いあま〜い時代から時代はシャープになりつつあります。
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