コラム
» 2013年10月28日 09時00分 UPDATE

就活・転職のフシギ発見!:新・モーレツ社員が「ぶら下がる」時、上司はどうするべきなのか? (1/3)

イマドキの若手社員には、会社を辞めないが頑張らない「新・ぶら下がり社員」と、「人生=仕事」という「新・モーレツ社員」が増えています。なぜそうなるのか、そしてぶら下がる社員に出会ったら周囲はどう対応すべきなのでしょうか?

[サカタカツミ,Business Media 誠]

連載「就活・転職のフシギ発見!」とは?

 就活や転職、若年層を中心としたキャリアについて、仕事柄仕方なく詳しくなったサカタカツミが、その現場で起きている「当事者たちが気付いていないフシギ」について、誰にでもスルッと理解できるように解説するコラム。

 使えない部下が毎年出現するのはなぜなのか? その理由も、垣間見えるはずです。

著者プロフィール:サカタカツミ

 クリエイティブディレクター。1967年生まれ。長年、就職や転職、キャリアに関するサービスのプロデュースやブレーンを務めている関係で、就活や転職には詳しい。直近でプロデュースしたサイトは「CodeIQ」。著書に『こんなことは誰でも知っている! 会社のオキテ』『就職のオキテ』がある。

 個人的に書いている就活生向けのブログは、なぜか採用担当者たちから「読んでいて心が痛くなります。ホントにつらいです」という評価を受けている。Twitterアカウントは@KatsumiSakata


 先週は新・ぶら下がり社員(参照記事)と同時に「新・モーレツ社員」も出現しているという話をしました。今週はその続きです。

 →「なぜイマドキの20代は『新・ぶら下がり社員 or 新・モーレツ社員』になってしまうのか? 」(参照記事)

ay_sakata06.png 仕事と人生の関係をそれぞれ円に描いて図に示すと、世代によって異なる傾向が出てくる。20歳代では、人生の中に小さく仕事が含まれる絵を描く「新・ぶら下がり社員」と、人生=仕事と考える「新・モーレツ社員」ともいえる人たちが増える

会社から見れば多くの人が「ぶら下がり社員」かもしれない

 新橋のゲームセンターや、赤坂のマッサージ店、池袋の家電量販店、新宿のコーヒーチェーン……東京のあちこちの街は、平日の昼間からいわゆる「サラリーマン」で大混雑です。バーチャルな世界も同様に、TwitterやFacebookといったソーシャルネットワークサービスは、平日の就業時間内であっても、サラリーマンたちの愚痴や近況報告で大にぎわいです。

 そんな行動を見ていると、彼らの多くは「辞めないけど、頑張りもしない」人たちである可能性が大きい(=当然、そうじゃないという人もいるのは承知していますよ!)。企業にとっては、まさに「ぶら下がっている」従業員であることは否めません。ただ、その人たちが少数派なのかというと、実はそうでもないし、新しいタイプかというと、それも少し違う。どの世代であっても、企業で働く大多数の人は「言われたことを粛々とやることが『仕事』であり、それが『宮仕えの身』だよ」と自嘲気味に納得しているフシがあります。

 前回提示した「仕事」と「人生」の関係についての図でいうところの、20歳代の「人生という円の中に、ごく小さく仕事の円が含まれる」という構図は、企業から見ればまさに「ぶら下がっている」状態なのかもしれません。新・ぶら下がり社員ではなく、従来型のそれです。ですが、それはあくまで「企業にとって」の話です。生き方として、仕事以外に重きを置き、働くことはそれ以外のことを実現するための資金を得る、いわば支えである、という“個人”の考え方“も”あって良いはずなのですが、なかなか許してはもらえないのが現状です。

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