調査リポート
» 2013年10月10日 14時19分 UPDATE

年平均成長率は79.3%:2013年度のクラウドソーシング市場規模は246億円の見込み

矢野経済研究所が、国内のビジネスプロセスアウトソーシング市場およびクラウドソーシング市場に関する調査結果をまとめた。東日本大震災以降、人々の働き方に起こった変化が数字にも表れている。

[Business Media 誠]

 矢野経済研究所は10月10日、国内のBPO(ビジネスプロセスアウトソーシング)市場およびクラウドソーシング市場に関する調査結果をまとめた。BPO市場は年平均成長率2.5%で推移し、2017年度の市場規模は3兆7439億円と予測する。また、クラウドソーシング市場は年平均成長率79.3%で成長し、2017年度の市場規模は1474億円市場に達するという。

IT系BPO市場は高いペースで安定成長

 BPO市場をIT系と非IT系に分類すると、IT系の年平均成長率が3.7%であるのに対して、非IT系は同1.1%と緩やかだ。ここでいうIT系BPOサービスとは、顧客企業のシステムをデータセンターに預かるものであり、企業の扱うデータ量が年々増加するとともに情報管理の重要性の高まりを受け、高いペースで安定的に成長している。特に2011年の東日本大震災の発生により事業継続対策が見直されたことも需要を後押ししている。

BPO市場 BPO市場規模の推移と予測(出典:矢野経済研究所)

2013年度のクラウドソーシング市場は246億円

 クラウドソーシングとは、インターネットを介して、業務委託者側の企業と業務受託者側の不特定多数の労働者のマッチングを図るサービスだ。2011年の東日本大震災以降、在宅ワークやテレワーク(ITを利用した場所や時間にとらわれない働き方)に注目が集まった結果、クラウドソーシング市場は急速に浸透しつつある。

 2013年度の市場規模(クラウドソーシングシステム上で依頼された仕事の総額を指し、成約に至らなかった仕事の金額も含む)は前年度比230.9%となる246億円を見込む。矢野経済研究所では、「委託側、受託側ともにメリットのある形のサービスであるため、クラウドソーシングの利用は今後も拡大し、高いペースで成長が続く」と予測している。

クラウドソーシング市場 クラウドソーシング市場規模の推移と予測(出典:矢野経済研究所)

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