「仕事中です」は“on the job”でOK英会話は伝え方で9割決まる(1/2 ページ)

» 2013年09月23日 07時00分 公開
[デイビッド・セイン,Business Media 誠]

集中連載「英会話は伝え方で9割決まる」について

 本連載は、日本人の英語を知りつくしたベストセラー英語教師、デイビッド・セインさん執筆の書籍『英会話は伝え方で9割決まる(学校では教えてくれなかった英語)』(アスコム刊)から一部抜粋しています。

――あなたは次の日本語のニュアンス、英語でちゃんと伝えられますか?

例えば「結構です」と言いたくて"No, thank you."なんて答えていませんか? あなたが学校で習った「正しい」英語、実はネイティブには伝わらない英語かもしれません! 英会話は伝え方で9割決まります。

英語も、日本語と同じように、話し方に気を付けなければなりません。ほんのちょっと言い方を変えたり言葉をつけ加えるだけで、気持ちはもちろん、ちょっとしたニュアンスまで、ネイティブにちゃんと伝わる英語に変わります。

本書では伝えたい目的別に、日本人が使いがちな「惜しい英語」を取り上げ、あなたの英語のどこをどう変えればもっとネイティブに伝わるようになるのか、そのコツとポイントを分かりやすくまとめています。


 いくら文法的に正しい英語を話しても、自然な英語とは限りません。例えば、カジュアルな場面で堅苦しい言葉を話していたらおかしいですよね。学校で習った英語をそのまま使ってしまうとこういうことが起こりかねません。ネイティブが実際に使っている生きた英語を確認して、会話の流れや雰囲気をこわさないようにしたいものですね。

ここで身につけたいテクニック

  • 時代遅れな言葉に注意
  • お決まり表現をおさえよう
  • ネイティブが使う、カジュアル表現をチェック
  • 軽いニュアンスの言い方を身につけよう
  • カジュアルな短縮表現を知ろう

「彼は仕事中だ」と言いたいとき

日本人の惜しい英語

  • He’s on duty.

 彼は勤務中です。

もっと伝わる英語

  • He’s on the job.

 彼は仕事中です。

セイン先生からのアドバイス

He’s on duty.は、とてもプロフェッショナルな印象を与えます。普段の会話で使うならHe’s on the job.のほうがより自然です。ただしイギリスでは「セックスの最中」と解釈されることがあるのでご注意を。


「それでいい?」と言いたいとき

日本人の惜しい英語

  • Does that suit you?

 それでよろしいですか?

もっと伝わる英語

  • Does that work for you?

 それでいい?

セイン先生からのアドバイス

どちらも相手が意見や提案などに満足しているかどうかをたずねるフレーズです。Does that suit you? は、会議、顧客との商談などで使います。同僚、友人、家族など親しい者同士で使うならDoes that work for you? がおすすめ。


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