インタビュー
» 2013年09月20日 08時03分 UPDATE

これからの働き方、新時代のリーダー(後編):街の“資源”を使って何が生まれたのか? まずは「そば」、そして (1/6)

大阪の北東に位置する「交野市(かたのし)」をご存じだろうか。人口約7万人のいわゆるベッドタウンだが、ここで行政と市民がタッグを組み、これまでにない試みに挑戦している。それは……。

[土肥義則,Business Media 誠]

これからの働き方、新時代のリーダー:

 「じゃがりこ」といえば、カリカリ・サクサクした独特の食感が特徴だ。カルビーが1995年に発売して以来、ロングセラー商品となっているが、広告サイドからの開発秘話はあまり知られていない。なぜか? それは開発に携わった担当者が、多くを語らなかったからだ。

 その人物の名前は、甲斐健さん(47歳)。コピーライターなどの肩書きを持つ甲斐さんは、どのような形で商品開発に携わっていたのか。発売以来、18年の時を経て、いま当時の秘話を語ってくれた。

 →初は売れなかった? これまで語られなかった「じゃがりこ」の裏話(前編)

 →本記事、(後編)


yd_katano1.jpg 大阪の北東に位置する交野市

 京都と奈良の近くに位置する、大阪府交野市(かたのし)――。大阪府民の間でもあまり知られていない人口8万人の街が、いま“大きなキャンパス”に変わろうとしている。今夏、市民から募った学科を開講する「交野おりひめ大学」がスタート。すでに「そば学科」は始まっていて、今後もさまざまな分野の授業を開講させる予定だ。

 「なーんだ、いわゆる“市民大学”でしょう? そんなのどこにでもあるよ」と思った人も多いのでは。記者もこの大学のことを聞いたとき「ニュース性は薄いかな」と思ったのだが、詳しく話を聞いてみると、見方が変わった。どう変わったのか? この大学から“新しいビジネスが生まれるかもしれない”と感じたのだ。

 大学の詳しい内容については後述するが、このプロジェクトに「じゃがりこ」の商品開発に携わってきた甲斐健さんが参加している。これまでクリエイティブディレクターという、いわば“派手な舞台”で活躍してきた人が、なぜ地域活性化に興味をもったのか。またプロジェクトにどんな形で協力しているのか。Business Media 誠編集部の土肥義則が聞いた。

甲斐健さんのプロフィール:

1966年、大阪府交野市生まれ。関西大学社会学部卒業後、1989年、第一企画株式会社(現在のアサツー ディ・ケイ)入社、東京本社の制作局勤務となりコピーライターとなる。その後、クリエイティブエージェンシーの設立に参加、1998年からフリーランス、現在に至る。

2013年、地元交野市で地域活性化のための市民大学を設立、企画・プロデュースをつとめる。


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