オリンピックは平和の、そしてスポーツの祭典です。開催に伴うインフラ整備も必要だと思いますが、主役はあくまでもスポーツ。2020年に向けてより多くの人にスポーツの楽しさを再確認してもらい、東京オリンピックが終わっても楽しくスポーツが続けられる環境を整えて欲しいと思います。
それと、オリンピック種目以外のスポーツにも、ぜひスポットライトを当ててもらいたいです。例えば、ワールドゲームズ(※1)で行われているスポーツも一緒にやってみるとより多くのスポーツを知る機会になると思います。知らないスポーツでも、やってみたらハマってしまうなんてことも案外ありますから。
パラリンピックにもぜひ注目してもらいたいです。障害者スポーツは、まだまだ一般の人には知名度が低いことは否めません。しかし、パラリンピック期間中にはパラリンピック種目の素晴らしさ、そして過酷さも、テレビで、そして生で見ることになるでしょう。
さらに、オリンピックやパラリンピック以外に、デフリンピック(※2)やスペシャルオリンピックス(※3)などにも興味を持つ人が増えてくると、より障害者スポーツが根付いてくるのではと思います。
この東京オリンピックは、スポーツが社会にどのような影響を与えるのかを考えるいい機会だと思います。一時的なイベントで終わってしまうものなのか、それとも永続的に社会に何かを与え続けられることができるものとなるのか――。
来年度からパラリンピックの主管が文部科学省に移る方針も発表されています。その先には、スポーツ庁の設立も本格的になってくるでしょう。
これからの7年間で「イベントとしてのスポーツ」から「社会のインフラとしてのスポーツ」へと、日本のスポーツに対する考えが大きく変わってくるのを期待しています。
最後に言いたいのは、オリンピックを目指すスポーツ選手は資金で苦労をしている人が少なくないということです。もちろんオリンピック種目以外の選手も同様です。最近では、スポーツ選手を支援するクラウドファンディングも多くなってきました。私が運営しているサービスのスポクリでも、オリンピックを目指す選手の応援を開始する予定です。オリンピック出場を目指す選手を、資金的にもぜひ応援していただきたいです。(衛藤涼太)
※この記事は、誠ブログのオリンピックが東京に アベノミクスならぬスポーツミクスが放つ3本の矢より転載、編集しています。
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