「フィリピンだから仕方ない」は通じない――3年前とは違う留学事情世界一周サムライバックパッカープロジェクト(1/2 ページ)

» 2013年09月13日 07時00分 公開
[太田英基,世界一周サムライバックパッカープロジェクト]
世界一周サムライバックパッカープロジェクト

太田英基(おおた・ひでき)

世界一周中のバックパッカー。2年間で50カ国以上を訪問し、6月末に帰国。若者の外向き志向の底上げのため、海外で働く日本人を訪問したり、旅の中で気付いたことや発見したことをWeb中心に情報発信しながら旅を行った(サムライバックパッカープロジェクト)。学生時代に広告サービス「タダコピ」を立ち上げた元起業家でもあり、根っからの企画屋。Twitterアカウント「@mohideki」では旅の様子をリアルタイムに発信した。

2013年7月10日、株式会社スクールウィズ(英語表記:School With Inc.)を設立。

 →目指せ世界一周!「サムライバックパッカープロジェクト」とは?


3年前と大きく変わったこと

 3年前、全く英語ができなくて悔しい思いばかりをした自分ですが、今回の3週間の出張では英語で困ったことは1度も無いレベルへと成長していました。人間の成長とは恐るべしですが、本当に自分でも信じられないものです。

 さて、タイトルにある通り、僕が留学していた3年前と現在のフィリピン留学では、何が変わったのでしょうか?

 まず、最も大きく変わったと言えるのは、日本人経営の語学学校が増えたことです。僕が留学していた2010年には、日本人経営の語学学校は3、4校ほどしかありませんでした。それが2013年の現在では、規模は大小さまざまですが約20校ほどあります。間違いなく、これが1番の大きな変化です。

 そして、これまで韓国系語学学校が圧倒的シェアを持ち、韓国人留学生が圧倒的な割合で語学学校に滞在をしていたわけですが、それが徐々に日本人経営の語学学校が増え、日本人留学生の比率が増えてきたのです。

 フィリピン政府観光省調べでは、2012年にフィリピン留学をした日本人の人数は2010年時の4倍以上となっています。2013年は、それを上回る勢いなのではないかと、業界ではウワサされています。

 日本人経営の語学学校はもちろんですが、韓国系語学学校も日本人留学生の獲得のためにサービス改善に動き出しつつあります。なんだかんだで十数年以上前から、フィリピンという土地で語学学校を運営してきた彼らには、ノウハウと経験があります。

 日本人、あるいは韓国人経営の語学学校も、どちらも日本人留学生にとっては切磋琢磨してくれることは喜ばしいことです。韓国系語学学校も、日本人スタッフの採用に積極的になってきていると感じます。

 そんなこんなでフィリピン留学業界を取り巻く環境は大きく変化してきています。各語学学校や留学エージェントにもさまざまな動きがあります。企業研修に特化する語学学校も出てきました。僕が運営しているフィリピン留学・語学留学情報のクチコミサイト「School With」は、もっともっと加速していかなくてはと思いました。

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