対策としては、当たり前のことですが「PCのOS、ソフトを適切にアップデートする」。そして、最新の「総合セキュリティ対策ソフト」を必ず導入することです。ウイルス対策ソフトではなく「総合セキュリティ対策ソフト」と表現したのは、ウイルスの感染ルートが多様化したのにつれ、セキュリティソフトもさまざまな感染元をふさぐようになったからです。
もっとも多い感染方法は、ユーザー自身が「クリック」してしまうこと。メールに添付された見知らぬファイル、オンラインバンクなどの偽サイト(フィッシングサイト)という古典的な手法だけではありません。
Webブラウザを便利にするという触れ込みのツールバープラグインをクリックしてみたら、そのツールバーが不正に情報を送信し続けていたという事例もあります。これは感染というより「明示的なインストール」であり、いままでとは違った角度での検出が必要となります。
悪意ある攻撃者は、あなたのお金を奪うため、あなたのPCに深く静かに潜伏しています。もうすぐ、各社が2014年版の総合セキュリティ対策ソフトをリリースする時期です。あなたのPCに入っているウイルス対策ソフトが「総合セキュリティ対策」できているかを確認し、常にアップデートしておくようにしましょう。
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