確かに冒頭に紹介した大学教員という立場なら、無理矢理にでも就活に関心を持たせ、職に就くためのプロセスを「結果が出やすいように」踏ませる必要があるでしょう。しかし、それ以外に相談される人の多くは、そんなに重責を担っているわけではない。悩みを解決できるような有益なアドバイスをしたくなる気持ちは分かるのですが、そもそも問題設定が正しく行われていないケースも多い。就活生なのだから就職させることが正しい問題解決、と考えがちですが、そうとも限らない。
水飲み場に馬を連れて行くことはできるけれど、水を飲ませることはできない。相談を受ける人は、それを勘違いしがちなのです。
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