本連載は、日本人の英語を知りつくしたベストセラー英語教師、デイビッド・セインさん執筆の書籍『英会話は伝え方で9割決まる(学校では教えてくれなかった英語)』(アスコム刊)から一部抜粋しています。
――あなたは次の日本語のニュアンス、英語でちゃんと伝えられますか?
例えば「結構です」と言いたくて"No, thank you."なんて答えていませんか? あなたが学校で習った「正しい」英語、実はネイティブには伝わらない英語かもしれません! 英会話は伝え方で9割決まります。
英語も、日本語と同じように、話し方に気を付けなければなりません。ほんのちょっと言い方を変えたり言葉をつけ加えるだけで、気持ちはもちろん、ちょっとしたニュアンスまで、ネイティブにちゃんと伝わる英語に変わります。
本書では伝えたい目的別に、 日本人が使いがちな「惜しい英語」を取り上げ、あなたの英語のどこをどう変えればもっとネイティブに伝わるようになるのか、そのコツとポイントを分かりやすくまとめています。
人にお願いをするとき、あるいは、何かを教えてもらう時は、英語でも丁寧な言葉遣いを心がけたいもの。特にビジネスシーンでは、相手に気持ちよくこちらの要望を聞いてもらえるよう、丁寧に話をする必要があります。ちょっとした言い方やクッションの置き方で、伝わり方がかなり変わるので気を付けましょう!
美術館へはこの道でいいですか?
ちょっとすみません。美術館へはこの道でいいのですか?
道ばたで人にものをたずねるときには、「すみませんが」「ちょっとお聞きしますが」と切り出してからたずねるのがふつうです。いきなり「○○はどこですか?」とは言いませんよね。英語でこの言葉に相当するのが、Can I askです。見ず知らずの人に道をたずねるのですから、きちんと礼儀をわきまえたいですね。
手が空いたらやります。
すぐにやります。
as soon as possibleという表現はビジネスでもよく使いますが、これは「いますぐ」というよりも「いま忙しいからもうちょっと待って」という気持ちを伝えるときに使うのがふつうです。「すぐにいたします」と伝えたいなら、I’ll do it right away.と言うのがベストでしょう。
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