コンタクトレンズの消毒液、約7割は成分表示を確認せずに購入

» 2013年07月19日 19時42分 公開
[Business Media 誠]

 コンタクトレンズは本来、視力を矯正するための「医療機器」。しかし最近はカラーコンタクトレンズの急速な普及などもあり、正しいケアを意識せずに使う人が増えていることが問題視されている。

 メニコンでは、全国の20〜50代のソフトコンタクトレンズ(1日使い捨てを除く)を使用する男女800名に、コンタクトレンズのケアについてアンケートを行った。

消毒液を選ぶ際に重視するのは「価格」

 「ソフトコンタクトのレンズケアに関してそれほど意識していることはない」という質問に対し、「当てはまる」が10%、「やや当てはまる」が38%。2つを足すと、48%と約5割がソフトコンタクトレンズのケアを意識していないことが分かった。

 「ソフトコンタクトレンズの消毒液を選ぶ際に重視する点は」という質問に対しては、82.6%とほとんどの人が「価格」と答え、次に多かったのは「いつも使っているもの」49%となった。「ソフトコンタクトレンズの消毒液を選ぶ際、自身で成分表示を見ますか」という質問に対しては、66%が「見ていない」と回答した。

 ソフトコンタクトレンズの消毒液の中には、ホウ酸が入っているものがあるという。「ソフトコンタクトレンズの消毒液に、ホウ酸が入っているものがあることを知っていますか?」と聞いたところ、「知らなかった」が82.7%と多数。「ホウ酸について知っていること」をたずねたところ、「ゴキブリ駆除に使用されることがある」が80.6%、「ペットが誤飲すると死に至ることがある」が32.8%となった。

 「ソフトコンタクトレンズ消毒液に、ホウ酸が入っているものがあることについて、どう思いますか?」とたずねると、「抵抗を感じる」20.7%、「やや抵抗を感じる」48.0%、「あまり抵抗を感じない」25.1%、「抵抗を感じる」6.2%となった。

 また、仕事のストレスによる体の悩みについてもたずねている。「仕事のストレスによる感じる体の悩みをお答えください」と聞いたところ、「疲れ目」が65.9%、「肩こり」が57.9%。「疲れ目に対してどのような対策をしていますか」とたずねると、「定期的に目薬をさす」57.0%、「特に対策はしていない」31.8%、「定期的に遠くを見る」14.5%、「目に良いといわれるサプリメントなどを摂取する」10.1%となった。

 インターネットによる調査で、ソフトコンタクトレンズを使用する(1日使い捨てタイプを除く)全国20〜50代男女800名が回答した。調査期間は4月24日から26日まで。

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