本部とオーナーの間では、以下のような思惑があったのではないだろうか。
(1)本部としては何としてでも炎上を止めたい。オーナーもその点については同意した。
(2)対お客さんへの最高のアピールは、店舗の閉鎖である。
(3)オーナーは近いうちにヤメることが決まっていた。しかも、今やめれば商品は本部持ち(?)
今年の流行語大賞にもなりそうな、東進ハイスクールの林先生風にまとめると、こんな感じになるだろう。
本部:いつヤメるの?
オーナー:今でしょう!!
オーナーにとっては“渡りに船”といった状況だ。閉店には値引きセールが付き物だが、商品を直営店舗へ移管してくれたのであれば、値引きを一切せずに売り切ったと同様の価値がある。
筆者の推測が正しければ、このオーナーは通常閉店に比べて、金銭的には恵まれていたとも言える。
ちなみに筆者の店舗では以前からSNSの使用に対する注意を何度も行っているので、多少の安心感を抱いていたが、これは大きな間違いだ。今回のケースは対岸の火事ではない……というより、筆者自身が火の元になるかもしれない。改めて「SNSの使用について、注意しよう!」と固く誓うのであった。(川乃もりや)
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