『週刊文春』は格安焼肉チェーンのほかにも、「激安ニセモノ食品」の実態を取り上げるようだ。今後の徹底取材を1人の読者として待ちたい。
格安の食品はなくてはならない存在、細かいことを言っていたら生活できない……読者の間からは、こんな声が聞こえてきそうだ。
だが、立ち止まって考えてほしい。一般紙やテレビの報道の扱いは小さかったが、先月こんな発表が厚生労働省からなされたことを知っているだろうか。菓子パンなどにアルミニウム由来の食品添加物が使用されており、日本の基準が海外に比べ低かったことから、今後規制を強化していく、という内容だ(参照リンク)。
私は驚いた。そもそもアルミ系の食品添加物があることすら知らなかったからだ。なにも考えずに関連商品を口に入れていたことを知った。こうした食品添加物は、長期間食べ続けることで健康を害するリスクがあるわけだ。日頃、当たり前のように口に入れている食品の裏側には、そこかしこにこんなカラクリが潜んでいる。
日頃外食する際、私は自分なりにこんなモノサシを使っている。貧乏学生だった私はいくつもアルバイトをかけもちしていたが、その中に小さな居酒屋があった。そこで教わったのは「原価3割」という格言。
客に提供するおつまみの原価は大雑把に3割、という比率があると教えられた(諸説あるので、あくまでも格言として)。
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