睡眠時、2人に1人が熱中症の可能性5〜15度の水分補給(1/2 ページ)

» 2013年07月11日 15時48分 公開
[Business Media 誠]

 連日の猛暑が続く日本列島。1日に1000人近くの熱中症患者が病院に搬送され、高齢者を中心に死者も出ている。実は日が落ちてからも熱中症になることも多く、2人に1人が睡眠時に熱中症にかかっている可能性が高いことがサーモスが実施した意識調査によって分かった。

睡眠時の熱中症に自覚なし

 夏場の就寝時の暑さが原因で、起床時に体調不良を感じた経験の有無を尋ねたところ49%が「ある」と回答した。このうち、54.8%は熱中症にかかったという自覚がなかったことも分かった。

体調不良 夏の就寝時の暑さが原因で、あなたは起きた際に体調不良を感じたことがありますか?(出典:サーモス)
熱中症 夏の夜間の暑さによる体調不良は、熱中症が原因で発生している可能性があることを知っていますか?(出典:サーモス)

 調査を監修した横浜国立大学の田中英登教授は、「夏の夜の暑さによる体調不良では、本人に自覚がない中で熱中症にかかっている場合がある。その場合、夏バテやほかの病気と混同し、正しい処置が行えないこともある。体調が悪くなったと感じたら熱中症を疑い、水分補給を行ったり体を冷やしたりすることをお勧めする」とコメントしている。

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