連日の猛暑が続く日本列島。1日に1000人近くの熱中症患者が病院に搬送され、高齢者を中心に死者も出ている。実は日が落ちてからも熱中症になることも多く、2人に1人が睡眠時に熱中症にかかっている可能性が高いことがサーモスが実施した意識調査によって分かった。
夏場の就寝時の暑さが原因で、起床時に体調不良を感じた経験の有無を尋ねたところ49%が「ある」と回答した。このうち、54.8%は熱中症にかかったという自覚がなかったことも分かった。
調査を監修した横浜国立大学の田中英登教授は、「夏の夜の暑さによる体調不良では、本人に自覚がない中で熱中症にかかっている場合がある。その場合、夏バテやほかの病気と混同し、正しい処置が行えないこともある。体調が悪くなったと感じたら熱中症を疑い、水分補給を行ったり体を冷やしたりすることをお勧めする」とコメントしている。
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