インタビュー
» 2013年06月12日 08時00分 UPDATE

仕事をしたら“選挙の勝ち方”が見えてきた(前編):誰が当選するのか? それは「エリア分析」が教えてくれる (4/6)

[土肥義則,Business Media 誠]

野沢:いえ、CとDから立候補者が出てくるんですよ。なぜCとDなのか? もう一度、地図を見ていただけますか?

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野沢:A地区には市役所がある、そしてB地区には駅がある。この2つの地区には下水道や都市ガスといった、いわゆるインフラが整備されているので、ここに住む人たちは満足している。社会資本の恩恵を早くから受けているので、わざわざ選挙に出る必要がないんですよね。

 一方、CとD地区は、インフラ整備が遅れている。次の下水道工事はどこにしようか? といった話になったときに、C地区から「オレたちのほうで!」という声があがってくる。またD地区からも「いや、オレたちのほうが先だ!」といった声が出てくる。そして、CとDから立候補者が出てきて、選挙戦が始まるんですよ。

土肥:ほほー。興味深い話ですね。こんな話、学校では教わりません。で、続きはどうなるんですか? C地区の候補者が勝つんですか? それともD地区の候補者が勝つんですか?

野沢:まあまあ結論を急がないでください。次にE地区に注目していただけますか? ここは戦略的に候補者を立てずインフラ整備が遅れているので、“草刈り場”になります。そこでC地区の候補者が「私が当選すれば、E地区に集会所をつくってあげますよ」とか「ここに下水道を引いてあげますよ」といった話をもちかけるんですよ。そうして、E地区の人たちが、C地区の候補者を支持することになります。

土肥:CとEが手を結ぶわけですね。

野沢:はい。その結果、C地区から市長が誕生するわけです。

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