ミネラルウオーターを買ってる？　日本人と中国人で違い

[Business Media 誠]

　ミネラルウオーターを日常的に購入している人はどのくらいいるのだろうか。日本人で「はい」と答えたのは30.5％に対し、中国人は92.7％であることが、GMOリサーチの調査で分かった。

　ほとんどの中国人はミネラルウオーターを購入しているようだが、その背景にはなにがあるのだろうか。「中国では水道水をそのまま飲用するより、ミネラルウオーターや宅配水の利用が日本に比べて一般的。中国の水質は石灰分の多い硬水で、そのまま飲用水に適していないことや、近年、中国で問題視されている深刻な水質汚染があるからではないか」（GMOリサーチ）としている。

　ミネラルウオーターを日常的に購入していない日本人に、その理由を聞いたところ「水を買う習慣がないから」（34.7％）がトップ。次いで「価格が高いから」（25.8％）、「水道水に不安を感じていないから」（17.6％）、「浄水器を利用しているから」（17.1％）、「水道水と変わりないと思うから」（10.6％）と続いた。「購入しなくても飲料水に困らない日本の背景が垣間見えた」（同）

水以外で、普段飲んでいるモノ

　水以外で、普段どのようなモノを飲んでいますか？　日本人に聞いたところ「お茶」（67.6％）と答えた人が最も多く、次いで「コーヒー、コーヒー飲料」（52.9％）、「牛乳」（31.2％）、「炭酸飲料」（22.8％）という結果に。一方の中国人は「牛乳」（60.6％）と答えた人が最も多く、次いで「果実系飲料」（48.7％）、「お茶」（43.6％）、「乳酸菌飲料」（26.4％）と続いた。

　インターネットによる調査で、20〜40代の男女2000人が回答した。調査期間は4月30日から5月2日まで。