なぜ2位はダメなのか? 社長が1位にこだわるワケ仕事をしたら“最年少上場”だった(後編)(4/5 ページ)

» 2013年06月05日 08時01分 公開
[土肥義則,Business Media 誠]

恋愛マッチングは世の中を変える

土肥:話は変わりますが、村上社長は現在婚活中だそうですね。ということで、結婚にちなんだサービスを考えている、ということを聞きました。例えば、婚活の情報サービスをつくって、それに社長ご自身が登録され、めでたくゴールイン! そして「ほら、このサービスを使えば、素敵なパートナーが見つかりますよ」という絵を描いていらっしゃるのでは?

村上:さすがですねえ(笑)、そのようなことを考えることもあります。仕事のマッチング、恋愛のマッチング――この2つは世の中を変えていくと思っているんですよ。自分の中でこれは大きなテーマでもあります。

 ただ、男女の恋愛がうまくいくかどうかは、データベースのマッチングだけではないとも感じています。弊社でも社内恋愛があるのですが、データーベース的に言えば「そのカップル、ないな……」というケースをいくつか見てきました(失礼)。

 「オレは○○のような人が好みだ」と言っている人でも、実際に結婚する人は全く違うケースって多いですよね。なので婚活サービスを考えた場合、マッチングというアプローチだけではないのかもしれない。いまはそんな仮説を立てているのですが、まだ消化しきれていません。

土肥:理想と現実は違う、という話ですよね。「オレは優しい女性が好みだ」と言いながら、実際に結婚してみると、奥さんの尻にひかれている男性って山ほどいます。

村上:恋愛というのは同じ場所に長時間いることで、芽生える感情というのもあります。そこで、どういったアプローチをすればいいのか――そんなことを考えていますね。

土肥:もう少し具体的に教えていただけますか?

村上:私がどのような経緯を経て結婚することができたのか。そのときの感情なども含めて、うまく効率化できるサービスかもしれません。結婚するにあたってユーザー目線で、いろいろなアイデアが浮かぶと思うんですよ。例えば、結婚までのステップが1〜10まであったとして、そのうちの、2、4、6、8はいらないんじゃないか、という指摘ができるかもしれません。そう考えると、自分が結婚してから、新しいサービスを立ち上げるほうがいいかもしれませんね。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.