インタビュー
» 2013年05月15日 08時01分 UPDATE

仕事をしたら“知見”が蓄積された(前編):売上を伸ばしているのにはワケがある――エキナカ自販機の裏側 (5/6)

[土肥義則,Business Media 誠]

イマイチ売れなかった失敗談

土肥:ちょ、成功談ばかりじゃないですか。失敗談はありませんか。なんというか……新しいことをチャレンジしたのに、イマイチだったなあという話(苦笑)。

笹川:もちろんありますよ(涙)。下の図を見ていただけますか? これは果汁グレープフルーツの売上推移ですね。一昨年は夏前に投入したところ、ものすごく売れました。とにかく売れたので、ちょっと欲がでまして……。

yd_ekinaka4.jpg 果汁のグレープフルーツは春に投入したものの、“季節の顔”づくりができなかった

土肥:もっと早いタイミングで売ったら、もっと売れるのではないか? と。

笹川:は、はい(汗)。で、春に投入したところ、売れたんですよ。社内では「おっ、よかったじゃないか」といった話をしていたのですが、同じ商品を売り続けていたので、お客さまに飽きられたのでしょうねえ……。夏場に入ってからは、売り上げが伸び悩みました。

土肥:でもグラフを見る限り、そこそこ売れてますよ。

笹川:果汁のグレープフルーツは、夏になると売れる商品なんです。これは過去のデータからも分かっていること。ご指摘のとおり、売れてはいるものの、一昨年ほどの伸びはありませんでした。

 そこで検証したところ、春にはグレープフルーツ以外のフレーバーを投入したほうが、“売れる”ということが分かってきました。春に果汁飲料を投入するのであれば、夏に向けた商品を入れれば、もうひとつの山ができたのかもしれません。

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